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衝撃を受けても撮影し続けるHDDビデオカメラ――ソニー「DCR-SR100」春のビデオカメラ特集(2/3 ページ)

» 2006年02月24日 14時08分 公開
[浅井研二,ITmedia]
photo モニターは2.7型のワイド画面(16:9)を採用。ビューファインダーは4:3画面の0.3型となる。ともに画素数は12.3万ピクセル
photo 操作はタッチパネルを採用し、メニュー周りもほかのハンディカムとほぼ同様。ただし、セットアップには「HDD初期化」「HDD情報」「落下検出」といった項目が追加されている
photo 設定メニューから「HDD情報」を選ぶと、HDDの使用領域と空き領域をMB単位で示すとともに、パーセンテージでも表示する
photo 本体に衝撃が加わり、「落下検出」「落下ストリームバッファー」が働いた場合には、それを示すアイコンが画面右上に表示される

付属の「ImageMixer for HDD Camcorder」との連携で、DVDへの自動書き込みを実現

 電源のオン/オフは「モード切り替え」スイッチで行い、再生モードとなる「見る/編集」もここへまとめられている。「動画」「静止画」「見る/編集」の各モードを示す緑の表示ランプが装備されている点はほかのハンディカムと同様だが、「DCR-SR100」ではさらにその下に、赤いアクセスランプが並ぶ。

photo 電源スイッチは「モード切り替え」と兼用。電源を入れると、約5秒で撮影可能な状態となる。「動画」「静止画」「見る/編集」の各モードを示す緑の表示ランプの下には、赤いアクセスランプを配置

 本体が高さよりも幅をとっているせいか、バッテリは横向きに装着されている。そのため、背面の操作系周りは、見た目ではやや手狭な印象だ。特に撮影スタート/ストップボタンの部分は幅が狭くなっているが、そこへ親指を添えるのには問題ない。ただ、さらに左上にある「フラッシュ切り替え」ボタンへ親指を動かして押すのは困難で、左手の指を使う必要がある。

 各モードでの設定や機能呼び出しなどは、もちろんタッチパネル操作で、おなじみのパーソナルメニューやアクティブメニューを利用するため、やはりボタン類は最小限の数だ。ただ、この製品独自の機能として、「ワンタッチDVD」ボタンなるものが左側面(液晶モニターの下)に装備されている。もちろん、本体内でDVDが書き込めるわけはなく、また、新型EverioのようにオプションでDVDライターが用意されてもいない。要するに、USBで接続したPC側の記録型DVDドライブを利用するものだ。

photo 「ワンタッチDVD」のほかに、「シンプル」ボタンを装備。設定がオートになるだけではなく、画面上の各種項目も大きめに表示される。もちろん、ナイトショット/スーパーナイトショット機能も装備ずみ

 PCとUSBケーブルで接続してボタンを押すか、あるいは画面に表示されるメニューから「ワンタッチDVD」を選ぶと、PC上で専用アプリケーション「ImageMixer for HDD Camcorder」(タスクトレイに常駐)が起動し、ファイルの転送、DVD作成までが自動実行される。最終的にDVDへ保存するのなら、初めからDVDカメラを使えばいいと考える人もいるかもしれないが、(8センチではなく)標準ディスクに書き込めるので、一概に「結局、同じ」とはいえないだろう。

photo USBケーブルを接続すると、モードにかかわらず、「ワンタッチDVD」「パソコン接続HDD」「PictBridgeプリント」というメニューが表示される。
photo PCとUSBケーブルで接続して、「ワンタッチDVD」を実行すると、過去にDVDへの書き込みを実行していないファイルのみが転送され、DVD作成までが自動的に実行される
photo ワンタッチDVDは「ImageMixer」の機能の1つにすぎない。アプリケーションを起動すると、ほかに「かんたんPCバックアップ」「画像を見る・編集する」「プレイリストDVD作成」というメニューが表示される

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