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シャープ、デジタル信号でスピーカーを駆動する1ビットシアターセット

» 2006年02月24日 17時20分 公開
[ITmedia]

 シャープは2月24日、2.1ch構成の1ビットデジタルシアターシステム「SD-SP100」「SD-SP10」を3月25日より順次出荷すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は「SD-SP100」が5万円前後、「SD-SP10」が4万円前後。

photophoto SD-SP100(左)とSD-SP10

 新製品は1ビットデジタルアンプと2chスピーカーを搭載したメインユニットに、サブウーファーを組み合わせた2.1chシアターシステム。上位モデルのSD-SP100に搭載された1ビットデジタルアンプはCDの256倍に相当する11.2MHzのサンプリング周波数をもっており(SD−SP10は5.6MHz)、音の滑らかさを高めたほか、解像感の向上を実現した。

 また、SD-SP100は11.2MHzに高められたデジタル信号を直接スピーカーに入力する「1ビットデジタルダイレクトスピーカー」方式を採用。スピーカー(ツィーター/ウーファー)とデジタルアンプの間に存在するローパスフィルターやネットワークフィルタを廃し、ダイレクトに駆動することで、スピード感あふれる再生音を実現したという。

photo International CES 2006の同社ブースで展示されていたSD-SP10

 両製品ともウーファーレベルが変更可能な6種類のサウンドモード(スタンダード/シネマ/アナウンサー/サウンド/スポーツ/レイト)を備えるほか、ドルビーバーチャルスピーカーを実装しており、2.1ch構成ながらも5.1chに近いサラウンド効果を楽しめる。また、Dolby Laboratoriesの関連企業であるAudistry LLCが開発した音響効果技術「Audistry」も備えており、2chステレオに4種類の音場効果を加えることができる。

 デコード可能なフォーマットはDTS、DolbyPrologic II、AACで、入力インタフェースはデジタル光×2/同軸×1、アナログ×3。サブウーファー出力も備えており、市販のアンプ内蔵サブウーファーも接続できる。

 SD-SP100の本体サイズは430(幅)×105(高さ)×274(奥行き)ミリ、約6.6キロ。ウーファーのサイズは114(幅)×420(高さ)×434(奥行き)約5.7キロ。出力はフロントが25ワット×2+25ワット×2、ウーファーが100ワットの合計200ワット。

 SD-SP10の本体サイズは430(幅)×105(高さ)×274(奥行き)ミリ、約5キロ。ウーファーのサイズは114(幅)×420(高さ)×434(奥行き)約5.7キロ。出力はフロントが35ワット×2、ウーファーが70ワットの合計140ワット。

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