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松下、初のレンズ交換式デジ一眼「DMC-L1」を発表

» 2006年02月27日 10時27分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は2月27日、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「DMC-L1」の開発を表明した。同社は昨年1月、オリンパスと共同で「フォーサーズシステム規格」に準拠したデジタル一眼レフカメラを開発することで合意、DMC-L1が最初の成果となる。2006年中に「LUMIX」ブランドで発売する予定だ。

photo レンジファインダー式カメラを彷彿とさせるデザインのDMC-L1

 DMC-L1は、レンジファインダー式カメラを彷彿とさせるデザイン。カメラ天面のシャッタースピードダイヤルを備え、また同時発表の「ライカD バリオ・エルマリート 14-50mm/F2.8-3.5」上の絞りリングなど、アナログ的な操作感を持ち合わせているという。

 センサーは、フォーサーズ規格の4/3型750万画素「Live MOSセンサー」。フルタイム画像出力機能とミラーアップにより、センサーの信号を直接液晶画面に映し出す「ライブビュー機能」を実現した。フォーカスはマニュアルも選択可能。マニュアル時には構図の中でピントを合わせたい場所を2.5型液晶ディスプレイ上で任意に拡大して確認できる。

 画像処理エンジンは「ヴィーナスエンジンIII」。さらに、レンズ交換式デジカメの課題である“ゴミの写り込み”を解決するため、超音波振動でゴミやほこりを取り払う「スーパーソニックウェーブフィルター」によるダストリダクションシステムを搭載している。記録メディアはSDカード。

 DMC-L1は、米オーランドで開幕したカメラ専門展示会「PMA 2006」(2月26日〜3月1日)で公開されている。

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