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ソニー、13.5ミリの大口径ドライバーユニットを採用した密閉型ヘッドフォン

» 2006年04月03日 16時59分 公開
[ITmedia]

 ソニーは4月3日、13.5ミリの大口径ドライバーユニットを採用した密閉型ヘッドフォン“EXモニター”「MDR-EX90SL」を発表した。5月10日発売で、価格は1万2390円。

photo “EXモニター”「MDR-EX90SL」

 原音の忠実な音質を楽しむことを目的とした「EXモニター」シリーズの第1弾。開発には、スタジオなどで使用されている同社のプロ用ヘッドフォン「MDR-CD900ST」で培った音響調整技術を取り入れているという。

photo イヤーピースの角度を外耳道に合わせている(右)

 広いダイナミックレンジを実現する13.5ミリの大口径ドライバーユニットを搭載。イヤーピースの角度を人体の外耳道に合わせる独自の形状にし、耳穴に装着するのが難しい大口径ユニットの使用を実現した。ドライバーユニット周りは超音波溶着による部品の接合により、筐体を一体化。徹底的に密閉したことにより、モニター用ヘッドフォンとして理想的な低音再生とフラットな音響特性を持つ。ハウジングは削り出しのアルミニウムで、切れのある低音とクリアな中高音を再現するという。また、製造工程において、手作業による音響抵抗素材の調整を実施。音質管理をクリアした製品だけを出荷する。

 ケーブルの長さは50センチ。本体のみの重さは約7グラム。1メートルの延長ケーブルと、3サイズ(S/M/L)のシリコン製イヤーピース×2、インナーケース、本革キャリングケースが付属する。

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