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» 2006年04月12日 09時02分 UPDATE

実走調査:箱根の山でもワンセグ放送は受信できるか (1/3)

サービスが開始されたワンセグ放送。移動中でも安定した受信が可能で、12セグ地デジより広い範囲で放送が楽しめるという。実際のところはどうなのか、都内および、日帰りのドライブを想定した実走調査を行った。

[渡邊宏,ITmedia]

 4月1日に本サービスを開始したワンセグ放送。移動体向けサービスということで、携帯電話とカーナビ(車載テレビ)から対応が進められているが、車載向け製品の提供は始まったばかり。

 ワンセグ放送はその性格上、移動しながらでも比較的安定した受信が可能なほか、12セグの地上デジタル放送が映らないような弱電波地域でも受信できるというのがセールスポイント。だが、実際のところはどうなのだろうか。都内および、箱根への日帰りのドライブを想定した実走調査をしてみた。

photo

 今回用意したのは、松下電器産業 パナソニック オートモーティブシステムズ社の車載用デジタルチューナー「TU-DTV20」。2つのアンテナから受信した信号を合成し、安定した受信を可能にするキャリアダイバー方式を採用した最新機種だ。

photophoto 「TU-DTV20」(左)。219.4(幅)×46(高さ)×169.8(奥行き)とそれなりの大きさがあるので、今回はトランクに設置。(右)

 本製品は地上デジタル放送(12セグ)とワンセグ放送を自動的に切りかえる「おまかせ受信モード」を搭載するが、今回はこの機能をOFFにし、基本的にはワンセグ放送のみを受信する設定とした。アンテナには同社の地上デジタル・アナログ共用車内用フィルムタイプダイバーシティアンテナ「TY-CA350DAF」を組み合わせた。

 モニターとしては運転席側にはインダッシュタイプの2DINカーナビ「Strada F CN-HDS955MD」と、走行中のチェック用としてリアシート用車載テレビ「TR-T110WV1」を2つ用意し、要所要所ではアナログ放送と地上デジタル放送の受信状況も確認するようにした(なお、著作権保護のため、受信中の画面にはモザイク処理を施している)。

photo リアシートには確認用として「TR-T110WV1」を2つ用意、左にアナログ放送、右に地上デジタル放送/ワンセグ放送を映すよう設定した

都内〜首都高――長いトンネル以外はほぼ問題なし

 ワンセグ放送はこちらの解説記事で説明したよう、基本的には地上デジタル放送が受信できるエリアならば受信できるはずだが、移動しながらの受信になるため、確実に地デジのエリア内なら受信できるとは限らない。また、本放送が開始されたとはいえ、そのエリアもまだ全国津々浦々までを完全にカバーしているわけではない。

 そこで、まずは千代田区有楽町にある編集部の近くで受信してみた。TR-T110WV1の11V型液晶パネル(解像度は800×480)に拡大表示しているせいで解像感はあまりよくないものの、画面の乱れやノイズは見られない。アナログ放送は近隣にビルが多いせいか、画面の乱れが激しい。

photo 東京都有楽町の路上で受信したアナログ放送(右)とワンセグ放送(左)。停車しているにもかかわらず、アナログ放送(左)は画面の乱れが激しい
photo 同じ場所でのアナログ放送(左)と地デジ(右)

 その後に移動開始。有楽町から首都高都心環状線(C1)を一周し、首都高新宿線(4号線)――環状八号線と移動し、世田谷の自宅へ向かってみた。

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