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» 2006年04月20日 00時09分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第46回 観光写真と楽しさの関係 (1/3)

春は行楽シーズン。行楽といえば欠かせないデジカメ。というわけで、今回は、観光写真の撮り方。観光写真は「観光」であると同時に、楽しい「おでかけ」だ。観光を楽しみながら撮ってみよう。

[荻窪圭,ITmedia]

どこに行ったのか分かるような写真が基本

 まずはオーソドックスな写真からいこう。

 観光写真で重要なのは、「あとで見返したときいつどこで撮ったのか」が分かるようにポイントを逃さないことと、その場の「撮る行為」自体を楽しむこと。

 見返すときのポイントはいろいろあるけど、まず「入口」は押さえておこう。観光ってことは観光な場所へ行くってことで、入口の写真と、その観光地のポイントとなる場所は忘れずに撮っておきたい。

 それもあまり近くへ行きすぎるとかえって撮りづらくなるので、何メートルも手前の、観光ポイントが背景全体に写る位置で一発撮っちゃおうというのがいい。

 今回は鶴岡八幡宮から。近づきすぎると鳥居全体が入らなくなっちゃうから交差点の手前、信号待ちの時間を利用して撮ってみた。

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 でも曇天とはいえ、背景に空がたくさん入っていると顔が暗く写っちゃってよくない。そういうときはフラッシュの強制発光を使うべし。

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 そして人は左か右にちょっと寄ってもらって、背景がきれいに写るように。

 また、大きさの差を考えるのも大事。鳥居は非常にでかい。それに比べると人間はすごく小さい。だからあまり鳥居の近くへ行っちゃうと、鳥居をでかく撮ると人は小さく、人をでかく撮ると鳥居が一部しか写らないってことになる。

 このくらいの「人は1〜2メートルくらい、鳥居は遠く」という位置関係で撮ると、どっちもほどよい大きさで収められるのだ。

 では中に入ってみよう。

 古い太鼓橋をバックに1枚。

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 背景と人物の前後位置は重要だけど、後ろに下がれない場所など撮る位置を工夫できないこともある。

 そういうときは上下の動きを入れてみるといい。

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 縦位置にしてちょっと上から撮ってみると、太鼓橋が隠れることもなく、水面もなんとか写ってくれてどんな場所で撮ったのかが分かりやすくなった。

 では露店をひやかしつつ、もっと奥へいこう。鶴岡八幡宮といえばこの大きくて長い階段。

 上る前に、階段のスケール感を出した写真も撮っておきたいもの。

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 それには広角側で遠近感が強調されるように撮るといいんだけど、正面から撮る場合はちゃんと中心を合わせないときれいに撮れないので難しいし、いまひとつ高さが分かりづらい。

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 そういうときは、ちょっと斜めから撮るとこのように高さが強調された分かりやすい写真になる。

 ではせっかくだから人も一緒に撮ろう。

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 普通に階段の下の方に立ってもらって撮ってみた。ちょっと写真として辛いかな。

mn_0554.jpg

 そこで縦位置にして中心に立ってもらい、わざと上下を分断した写真にしてみた。というか、真ん中に立って、と言ったら手を合わせてくれたので、そのポーズの面白さが出るような構図にしてみたという感じ。

 ちょっとコミカルだけどその分楽しげでしょ。

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