電源ボタンを押すとレンズが繰り出し、約2.5秒で撮影スタンバイになる。AFは、5点マルチ/スポット/自動追尾の3方式に対応。AFのスピードはイライラするほどではないが、今どきの基準ではやや遅く感じる。AF作動中に液晶画面が一瞬フリーズするのも気になる。
少しでもAFスピードを速めたい場合には、AFモードのメニューから「フォーカスリミット」の設定をオンにしておくといい。そうすれば、レンズの移動量が制限されオフの場合よりもAFスピードはいくぶん速くなる。
あるいはフォーカスモードを「パンフォーカス」に切り替える手もある。パンフォーカスモードではピントが近距離に固定される。ズームのワイド端なら約2.3メートルから無限遠まで、テレ端なら約9.3メートルから無限遠までの範囲が被写界深度内に入り、AFのタイムラグや表示のフリーズがない撮影が可能になる。
自動追尾AFはユニークだ。これは、シャッターボタンの半押しによって被写体をフォーカスロックすれば、被写体の動きに合わせてAFエリアが自動的に移動する機能のこと。そのほか、マニュアルフォーカスや無限遠固定モード、最短6センチのスーパーマクロなども利用できる。
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