では背面についても見ていこう。
背面のほとんどを占めるのは3インチ液晶モニター。17.3万画素だが比較的明るくい広視野角タイプ。表面が反射しちゃうので明るい屋外では正面から見ないとつらいが、基本的にはこの広視野角はうれしい。
3インチと大きくなった分、ひとつだけ新しい機能が用意された。「フォーカスチェッカー」機能だ。撮影後画像確認時にDISPボタンを押すとフォーカスチェッカーモードになる(一度このモードにすれば、次からは自動的にフォーカスチェックになる)。画面の左上に全体像を表示し、右下にAFポイントのアップが表示されるという仕組みで、その場でSETボタンを押せば拡大ポイントを動かしてフォーカスなどのチェックが可能だ。これは非常に便利だが……、撮影後画像確認時なのでちょっと油断するとすぐ消えちゃう。じっくり見たいときはSETボタンを押すべし。
また、この機能が働くのは撮影時のみで、再生時には使えない。確かに再生時には画像拡大機能でフォーカスチェックはできるけど、この方がすばやくAFポイントの拡大が見られるので再生時にも使えて欲しかったかも。
ボディがちょっと大きくなって光学ファインダーがなくなったとはいえ、3インチと巨大なモニターを搭載した分、背面の余剰スペースは狭くなり、円形十字キーやmenu、DISP.ボタンなどは右端に追いやられた。
となると十字キーも親指で隠れてしまって操作しづらいのだが、そこはタッチセンサー機能をつけてカバー。十字キーの任意の位置を触ると(触っただけで)、どこを触っているかが画面に表示されるのだ。だから十字キーを見なくても十字キーを使ったショートカットを利用できる。
また再生時にもここに指を触れて回すとタッチホイールのようにコマ送りが可能だ。せっかくのタッチセンサーだが、使える機能はこの2つだけというのは残念。
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