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遠出のおともに最適な“ブレない”サイバーショット――ソニー「DSC-H5」レビュー(3/5 ページ)

» 2006年05月16日 08時52分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 メニューにはそれ以外の、カラーモード、ホワイトバランス、測光モードなどが用意されている。

再生モード。モニターが大きく見やすいので再生時は非常にありがたい。数人で覗き込んでも平気。上面の再生ボタンを押すとすぐ再生に切り替わる
撮影時の画面。これはマクロモードにしてAFポイントをずらしたところ。モニターの右に親指を置くスペースがちょっと用意されており、その上にズームレバー、下に円形十字キーがある。細かいことだが、EVF/LCD切替ボタンとディスプレイ表示モードボタンが独立しているのは便利

 ファインダーは3インチの大きな液晶モニターとEVFの切替式。3インチモニターの見やすさは23万画素と高精細でハイブリッド型の「クリアフォト液晶プラス」。かなり見やすいが、屋外で使うときや望遠時はしっかりアイピースをのぞきたいもの。

 EVFはちょっと遠くに映像が見える感じで、もうちょっと大きいとうれしかったか。それでもしっかり構えてしっかり撮れるのが重要なのでそういう意味ではなかなかよい。

単三形2本なので電池持ちに注意

 冒頭に上げた3機種の中でもっとも大きくて重い(本体重量が約406グラム。撮影時で約554グラム)のだが、バッテリーはなんと単三形ニッケル水素充電池2本。電池の持ちはCIPA規格で約340枚と結構ある。ただ単三形のニッケル水素充電池2本という構成のために、バッテリーがフル充電されてなかったり、劣化していたりすると持ちは急に悪くなる。特にニッケル水素充電池には自己放電やメモリ効果という問題がついてまわるので、常にフル充電状態で用意しておくのが難しい。別途最新の大容量充電池セットを用意すべし。

グリップ下に収納部。カバーは2段階になっており、外側をぱかっと開くとメモリースティックDuoスロットが
さらに横にスライドさせて大きく開くとバッテリーが現れる。バッテリーはニッケル水素充電池2本。できるだけ大容量のものをフル充電で使いたい。

 メディアはメモリースティックDuo。電池2本とメモリースティックDuoならもっとボディを小さくできそうな気もするが、それよりは3インチと大きなモニターを選んだということだろう。

 このモニターは撮影時のみならず再生時にすごく効く。やはり大きく見えるので確認がしやすい。そういう意味ではネイチャー系撮影やスポーツ撮影という個人の趣味よりは、運動会や子供のスポーツ大会、友達と遊んだフットサルやテニスなんかを撮ってみんなでモニターをのぞき込んだり、という用途向きかも。

 そう思えば、動作も結構キビキビしてるしAFもなかなか高速だし、モニターも大きいしでなかなか楽しめるデジカメだ。遠出の際にはぜひ、という感じだ。

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