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» 2006年05月18日 03時00分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第47回 ペットと飼い主の関係〜犬編 (1/3)

一番身近な被写体といえば、家族とペット。ペットといえば代表は犬と猫。ほかにも熱帯魚とかウサギとかイグアナとかインコとかハムスターとかいろいろあるけれども、今回はメジャーなペット、犬の撮り方を考えてみよう。

[荻窪圭,ITmedia]

おうちで犬を撮る

 まずは気軽に室内から。昔は犬といえば庭で鎖につないでペット兼番犬として飼うものだったけど、最近は……庭が狭いとかマンションだとか小型犬が人気だとかそんな事情もあるんだろうけど、普段は室内で飼って、毎日散歩のために外へおでかけという飼い方も多いかと思う。

 うちの犬もそんな感じ。だから室内で撮りたいものだが、難点が2つある。

 ひとつは、なかなかじっとしててくれないこと。眠ってるときはともかく、起きてるときは落ち着かない。だいたい小型犬は落ち着きがない。

 もうひとつは室内は意外に暗いこと。昼間でも、止まってる動物や人を撮るには問題なくても、動く犬となるとなかなか思い通りになってくれない。

 それをなんとか撮ってみよう。

 まず最初に気にするべきは「距離」。意外かもしれないけど、愛犬って飼い主が見てるとタタタッと近寄ってくるのね。で、だいたい飼い主にくっつくくらいまでくる。腕を伸ばすと届くくらい、距離でいうとまあ50〜60センチといったところ。

 この距離が微妙なのだ。カメラによっては60センチより近いと「マクロモード」にしないとピントが合わないこともある。何センチからマクロモードか、というのは機種によってもズームするか広角側で撮るかでも違うけど、結構微妙な距離なのだ。だから「撫でながら撮る、顔のアップを撮る」なんて時はマクロモードにしてみよう。そうしないと背景にピントが合った写真になっちゃうからだ。

mn_IMG_1073.jpg よく見ると背景にピントが合っちゃってる
mn_IMG_1083.jpg こちらはちゃんと顔にピントが合った

 次はブレ。犬が動くと「被写体ブレ」を起こす。手がブレなくても被写体がブレたらしょうがない。でもって、普通に撮れる室内でも落ち着きがない犬は、特に喜んでるときはじっとしてないのだ。

mn_DSC01380.jpg ブレちゃいました

 対策は3つ。ひとつめは、上手にじっとさせてその瞬間を撮ること。

mn_IMG_1067.jpg 手で押さえつつ撮った

 ふたつめは、ISO感度を上げてシャッタースピードを稼ぐこと。ただ、かなり感度を上げないと犬のブレを抑えるのは難しいかと思う。

mn_DSC01366.jpg 感度を上げて撮った

 上記2つは連写モードで撮っちゃうのがお勧め。連写機能で何枚か写せば、1枚くらいはきれいに止まってる瞬間が撮れるかもしれない。

 みっつめは、ストロボを焚いちゃうこと。ストロボの光る時間はほんとうに一瞬なので、動いているものを止めて撮る効果もあるのだ。これは結構確実だけど、その分不自然な写真になっちゃうこともある。

mn_DSC01391.jpg ストロボを焚いてみた

 どれがいいかはケースバイケースなので、うまく使い分けよう。ただ顔はブレない方がいい。脚がブレてるのは動きを感じられていいが、顔はそれなりにピシッと写ってないとね。

 顔が止まっててしっぽがブレてたりするとほほ笑ましくていいんだが、今回そういう写真は撮れませんでした。コーギーって、振るしっぽがないんだもん。

 また大事なのは、角度。顔をちゃんと撮ってあげる。これは大事。よく、動物を撮る時は、人間の目の高さではなく相手の目の高さで、つまり低い位置で撮ろうと言われる。そうすると身体のバランスもよく取れるし、臨場感が出る。

 でも、犬が積極的にこっちを見てくれるときは、上から見下ろすのもリアルでいい。

mn_DSC01393.jpg
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