――「TUNEWEAR」製品の特徴を教えてください。
鈴木氏: 現在の拠点は香港ですが、日本で創業されたブランドです。海外のメーカーに比べて、日本のユーザーのニーズに合った製品を生み出せるのが強みですね。デザイン性はもちろんですが、実用性の高さも持ち合わせているのがなによりの特徴です。
例えば「PRIE HOOK」シリーズは高品質な金属製のフックが付いていて、ベルトやバッグに取り付けることができます。フックは大きめですが、決して野暮ったいデザインにはなっていないので、さまざまな使い方ができると思います。ナッパレザー(仔牛の革)を使用したものは、持ったときの質感や手になじむ感じがほかのレザーとは違います。
――最近発表された「iPod Hi-Fi」用のケースも同社の製品ですね。
鈴木氏: 「Concerto Bianco for Hi-Fi」ですね。6月の出荷ですが、すでに多くのご予約を頂いてます。海外でiPod Hi-Fiを持ち運んでいるユーザーの話を聞いて製品化したと聞いています。ちゃんとキャリング用のストラップも付いていて、肩にかけて持ち運ぶことができます。さすがに肩掛けのまま街中を歩くのは難しいと思いますが、アウトドアに車で出かける際などは便利だと思います。現に、海外の方からの問い合わせが多いそうです。
遊び心では、おもちゃに見えるケーブルワインダー(巻き取り器)の「TETRAN」も負けてはいないですね。置いておくだけでも結構和むんですが、ちゃんとケーブルを巻き取れるので便利に使えます。色違いすべてをそろえて、その日の気分で使っているという方もいます。
――iPodケースだけに限らないと思いますが、個性的でかつ実用性のある製品を次々と送り出していくのは大変ですね。新しい製品や、アイデアなどはどのように見つけているのでしょうか。
鈴木氏: どうしても「iPod」という他社の製品を中心にした製品展開になりますので、受身の事業になってしまいます。ですが、ダイレクト販売やサポートによって、膨大なユーザーからのフィードバックを得ることができますので、その中から今後のヒントを見つけることができます。
新しいアイテム探しは、幅の広さとスピードが必要になってきています。展示会や商談会への参加はもちろんですが、最近ではネットで情報を見つけることも多くなってきました。我々自身が欲しいと思ったものや、便利だと思ったもの、面白いと感じたものを製品化することがほとんどです。
もし、日本国内で販売していないiPod製品で、欲しいと思ったり面白いと思ったアイテムがあったら、ぜひ我々に教えて下さい。フォーカルポイントコンピュータで製品化できるかもしれません。
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