それ以外の機能も見ておこう。シーンモードはプログラム/夜景/動画/ボイスレコーディング/風景/花/ポートレート/サーブ&スノー/スポーツ/ペット/料理/フレーム合成の12種類。
撮影機能に関しては、今時のコンパクトデジカメとしては平均的だが、やはり流行の高感度撮影がない点は気になった。ただ、これまではたいていISO400が最高感度だったわけで、必ずしも必要な機能とはいえないかもしれない。
撮影時のディスプレイ表示は、画面のいずれかを触って現れる設定画面の「DISPLAY」アイコンを押すことで選択でき、リアルタイムヒストグラムの表示も可能。
サムネイル表示は1画面9コマ。3.0型という液晶サイズ、約23万画素という画素数を考えてみてもやや物足りないスペック。画面下部にはページ送りのための左右キーと削除アイコンが表示される。また、サムネイルの1コマに触れると1コマ表示に移行する。
機能的には決して「てんこ盛り」というカメラではないが、タッチパネルという新しいインタフェースで使い勝手を向上させたモデルだ。製品としてはソニーのDSC-N1の方が先に登場したが、こちらもよく練られたインタフェースで、タッチパネルの良さを生かしている。
ペンタックスは、高感度+光学手ブレ補正の「Optio A10」、水深1.5メートルで撮影できる防水カメラ「Optio W10」、乾電池対応のエントリーモデル「Optio M10」、そしてこのT10と、それぞれが特徴を持ったカメラを一斉にリリース。その中でもT10はもっとも遊び心の詰まったカメラだ。
単に撮影するだけでなく、その写真をその場で楽しみたい。そんな要望にぴったりのカメラだ。
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