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ITでW杯を楽しむ3つ(+α)の方法がんばれニッポン(1/2 ページ)

» 2006年06月14日 10時06分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 ついに開幕したワールドカップ。日本代表の初戦も行われ(残念……)、注目度も高まっている。開催地ドイツと日本の時差は7時間なので、現地で午後の早い時間のキックオフならライブ観戦もしやすいが、日本時間では深夜となってしまう現地時間午後遅めにキックオフされる試合も多いほか、仕事の都合などでどうしても試合が生で見られない人も多いはず。

 確かに試合はライブで楽しむのがいちばんだが、DVDレコーダーや各種Webサイト、モバイル機器などを活用すれば、生中継に間に合わなくてもワールドカップを楽しめる。そこで、さまざまなITを駆使したワールドカップの観戦方法をご紹介。

帰宅が間に合わなければ録画、レコーダーのHDD残量に注意

 生中継の時間に帰宅が間に合わないと思ったら、録画予約をしておこう。まずは試合日程を再確認して、お目当ての対戦が生で観戦できるかをチェックしておきたい。対戦カードやキックオフ時間のチェックはオフィシャルサイトが確実だ。前日/当日/翌日の試合スケジュールが見やすい部分に表示されているほか、総ゴール数や現在の得点王、ハイライト映像などもチェックできる。

photo FIFAのオフィシャルサイト

 ワールドカップを主催するFIFA(国際サッカー連盟)のサイトだけであり、情報は信頼できるが、残念ながら日本国内のテレビ番組表までは掲載されていない。Yahoo!などのニュースサイトに掲載されている番組表(Yahoo!番組表 FIFAワールドカップ番組表)を参考にするか、DVDレコーダーのEPGから番組を録画しよう。

 特に今回のワールドカップは地デジがフルパワー送信を開始してから初のワールドカップということもあり、各局ともに地デジで熱戦を伝えている。デジタルチューナーを搭載したハイビジョンレコーダーなどの視聴環境さえ整っていれば高精細な映像で迫力ある試合を楽しめる。特にいくつかの番組は5.1chサラウンドで放送されており要チェックだ。

photo デジタルチューナーを搭載したシャープの「DV-ARW25」。日本代表の初戦、6月12日に販売開始された

 地デジ録画の際に気を付けたいのが、HDDの容量。ハイビジョンレコーダーを使い込んでいるユーザーならば承知のこととは思うが、地デジのMPEG-2 TS録画は想像以上の容量を使用する。ワールドカップの日本代表初戦に販売開始されたシャープの「DV-ARW25」(レビュー)は500GバイトのHDDを搭載するが、それでもMPEG-2 TSは約31時間しか録画できない。各局の中継(もしくは録画放送)は2時間10分〜2時間30分の放送時間であり、無劣化のまま録画を続ければすぐさまHDDは一杯になってしまう。こまめにDVDへムーブするか、録画画質を抑えるかなどの手段を講じる必要があるだろう。

 スカパー!に加入しているならば、181チャンネル(スカパー!110では800チャンネル)をぜひともチェックしよう(2006 FIFAワールドカップ SKY PerfcTV!)。このチャンネルでは行われる全64試合が無料で視聴できるのだ。残念ながら録画放送だが、スカパー!もしくはスカパー!110に加入していれば視聴可能なので、見逃した試合がある場合などに活用したい。出場各国のテストマッチも同時放送中だ。

自宅じゃないけどどうしてもライブでチェックしたい!

 帰宅が間に合わない、でも試合をライブでチェックしたい――そうした場合に強い味方になってくれるのがワンセグだ。NHKはブラジル×日本戦など、NHK総合で放送する全20試合(録画放送含む)をワンセグで放送するほか、データ放送ではその日の対戦カードや得点経過もチェックできる(NHK 2006 FIFA ワールドカップオンライン)

 現在、ワンセグは「P901iTV」(NTTドコモ)、「W33SA」「W41H」(KDDI)、「905SH」(ボーダフォン)といった携帯電話をはじめ、カーナビ、ポータブルDVDプレーヤー、ノートPCなどで視聴可能だが、その数はあまり多くないのが難点。外出先でもライブでというならば、「ロケーションフリー」を導入するという手もある。

photo ワンセグ対応ポータブルDVDプレーヤー「DVD-LX97」レビューはこちら
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