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デノン、1080p出力可能な「DVD最終章」ユニバーサルプレーヤー

» 2006年06月16日 21時18分 公開
[ITmedia]

 デノンは6月16日、ユニバーサルプレーヤー「DVD-3930」「DVD-2930」を7月下旬より販売すると発表した。「DVD最終章」と銘打った高級機で、価格はDVD-3930が21万円、DVD-2930が12万6000円。

photo DVD-3930

 新製品はいずれもHDMIを用いた1080pのフルHD出力に対応するほか、ビデオDACをS/コンポジットとコンポーネント出力用に2基搭載するなどして高画質を目指したユニバーサルプレーヤー。DVD-Audio/DVD-Video/SACD/CD-DAに対応するほか、DVD±R/RWとCD-R/RWに書き込まれたDivXやMP3の再生も行える。

photo DVD-2930

 DVD-3930は、最上位機種「DVD-A1XVA」と同じシリコンオプティクス製の10bitコンバータ「REALTA」や216MHz/14bitのビデオDACなどを搭載。より自然な輪郭補正を行う「D.P.I.C.」(DENON Pixel Image Correction)や、ノイズを抑えてクオリティを高めた回路設計「D.D.V.C.」(Dual Discrete Video Circuit)も採用されている。

 音質面では16ビットから24ビットへのデータ拡張に加えて、独自アルゴリズムよる時間軸上のデータ補間やアップデートサンプリングを施し、自然な補間再生を実現するというビット拡張技術「Advanced AL24 Processing」を実装したほか、192kHz/24bit D/Aコンバーターを3つ(2chステレオ用に2つ、5.1ch用に1つ)搭載した。DENON LINK(3rd Edition)用のインタフェースも搭載しており、対応アンプと組み合わせることで、より高品質なオーディオ再生が可能になるという。

 内部の各回路ブロック間をシールとした3ボックス分割配置とし、ブロック間での干渉を抑えたほか、シャーシの中央背面部には放熱器を兼ねた専用部品を配置し、強度を高めている。インタフェースはHDMI×1、コンポーネント出力×2、D2出力×1、コンポジット出力×1、S2ビデオ出力×1など。サイズは434(幅)×139(高さ)×407(奥行き)ミリ、11.5キロ。

 DVD-2930はI/Pコンバータにシリコンオプティクス製の「Reon」を搭載し、音質面では24ビット相当の解像度を実現するアナログ波形再現技術「AL24 Processing Plus」を実装した。そのほかの主な仕様はDVD-3930と同様。インタフェースとしてはHDMI×1、コンポーネント出力×1、D2出力×1、コンポジット出力×1、S2ビデオ出力×1などを備える。サイズは434(幅)×102(高さ)×386(奥行き)ミリ、7.6キロ。

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