表現力豊かな高画質・低消費電力を実現する同社独自の画像処理LSI「ヴィーナスエンジンIII」を搭載。さらにカラー4種類(スタンダード、ダイナミック、ネイチャー、スムーズ)、モノクロ3種類(スタンダード、ダイナミック、スムーズ)、マイフィルム2種類の計9種類の「フィルムモード」を装備。「銀塩カメラのように、まずフィルムを選んでから撮り始める、という発想でより幅広い表現力を楽しめる」(同社)
本体のサイズは145.8(幅)×86.9(高さ)×80(奥行き)ミリで重さ約530グラム(ボディのみ)。オリンパスE-330(140×87×72ミリで重さ約550グラム)より若干大きくなっている。なお、ライカD VARIO-ELMARIT 14-50mm/F2.8-3.5とバッテリーなどを含めた撮影時の重さは1098グラム。
また同社のフルマニュアルデジカメ「DMC-LC1」と同様に内蔵ストロボによるバウンス撮影が可能。背面にあるストロボボタンを1度押すと上部へのバウンスとなり、もう一度押すと前面に向けた通常ストロボ撮影が行える。
注目の“ライカレンズ”「ライカD VARIO-ELMARIT 14-50mm/F2.8-3.5」は、当然フォーサーズシステム規格に準じており、同規格であるオリンパスE-シリーズユーザーからも熱い視線が注がれていた。しかし今回はレンズキットでしか販売せず、「当分、レンズ単体での販売は検討していない」(同社)とのこと。
オリンパスE-システムユーザーが手ブレ補正機構が付いたライカレンズを手に入れるためにはDMC-L1ボディまで買わなければならないという難点はあるものの、「ライカレンズはもちろんフォーサーズシステムの他社製デジ一眼でも利用可能。絞りリングや手ブレ補正システム(常時補正作動のMODE1のみ利用可能)もちゃんと働く」(同社)とのことなので、相互利用に関しては問題ない。ライカブランド+手ブレ補正+明るい広角系ズームという点を考えれば、25万円出しても購入する価値は十分ありそうだ。
もちろん、今ならもれなく“こだわりのボディ”が付いてくるのだし。
「DMC-L1」の主な仕様は以下の通り。
製品名 | DMC-L1 |
---|---|
形式 | レンズ交換式ライブビューデジタル一眼レフカメラ |
撮像素子 | 4/3インチ LiveMOSセンサー(有効約794万画素、カメラ部有効画素数750万画素) |
レンズマウント | フォーサーズマウント |
記録モード | RAW、JPEG(スーパーファイン/ファイン/スタンダード)、RAW+JPEG |
記録画像サイズ | 3136×2352、2560×1920、2048×1536、2048×1536、3136×2080(3:2)、2560×1712(3:2)、2048×1360(3:2)、3136×1760(16:9)、1920×1080(16:9) |
ファインダー | ポロミラー使用アイレベル一眼レフ方式 |
液晶モニター | 2.5インチ低温ポリシリコンTFT液晶(20.7万画素) |
フォーカス | TTL位相差検出方式 AFS/AFC/MF 3点(自動、任意選択可能) |
露出制御 | プログラムAE、シャッター優先AE、絞り優先AE、マニュアル、プログラムシフト |
ISO感度 | オート、ISO 100/200/400/800/1600 |
露出補正 | +-2EV(1/3EVステップ) |
シャッタースピード | 60〜1/4000秒、バルブ |
連続撮影速度 | 最大約3コマ/秒 |
最大撮影コマ数 | JPEG:カード容量いっぱいまで、RAW:最大6枚 |
記録メディア | SDメモリーカード(SDHC対応)、MMC |
電源 | 専用リチウムイオン電池 |
電池寿命 | 約450枚(CIPA規格) |
サイズ | 145.8(幅)×86.9(高さ)×80(奥行き) |
重量 | 約530グラム(ボディのみ) |
実売想定価格 | レンズキット「DMC-L1K」25万円前後 |
発売時期 | 7月22日 |
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