東京ビッグサイトでギフト商品の専門商談会「第1回 バラエティー ギフト国際商談展」(通称:GIFTEX)が開幕した。展示会場には、海外43社を含む200社以上のメーカーや商社が参加し、インテリア雑貨をはじめ、ホビー、パーティグッズなど多岐に渡る製品を展示している。
会場内に特設コーナー「デザイン雑貨コレクション」を設置するなど、とくに“デザイン”を切り口として世界中から商材を集めているのもGIFTEXの特徴だ。気になったものをピックアップしてみよう。
家具メーカーのマルミヤが開発した「Aコ」(アコ)は、ハンドバッグのような取っ手が付いたポータブルプレーヤー用スピーカーだ。上部のポケットに「iPod」などを入れ、中にあるミニジャック付きケーブルを接続すれば、プレーヤーごと持ち運んで音楽を楽しめる。取っ手を壁のフックにかけ“壁掛けスピーカー”にすることも可能だ。
「Aコ」という名前の由来が「アコースティック」(音響の意、音楽的には非エレクトリック楽器を指す)というように、「アナログ的でナチュラルな音」(同社の太田一光代表)を目指した。キャビネットはシナ材を芯にした柔らかい板をメインに、側面には硬質なMDFを使用。内部の容積や形状にも注意をはらい、緩やかなカーブを描く板の角度にまでこだわったという。デザイン面はアーティストの佐藤好彦氏が、音響設計は有限会社ジードックスが協力している。
「1年ほどかけ、さまざまな素材と20種類以上のスピーカーを組み合わせ、最高の音を目指した。製造はすべて家具職人によるオール手曲げ、手作り。プラスチックなど人工の素材とは一味違う“自然体”の音に仕上げている」(太田氏)。
また、キャビネットにはウォールナットもしくはメープル材を貼り込み、落ち着いた雰囲気として室内の家具と調和させる。このあたりも“家具メーカーならでは”のこだわりだろう。外形寸法は、120(幅)×110(奥行き)×460(高さ)ミリ。重量は1.42キロ。電源にはACアダプタを使用する。
Aコは、9月発売予定。価格は3万1500円(予価)となっている。
スターリングのブースでは、レトロなデザインのFM/AMラジオをいくつも展示していた。ラインアップは、単体ラジオの「昭和モダン」「大正ロマン」、そして電波時計付きの「平成テクノ」だ。名前もすごい。
その横に展示されていたのは、向日葵をモチーフにした防水タイプのラジオ「サンファクトリー」と「サンフラワーシード」。湯船に浮かべたまま使用できるのが特徴だが、それ以上にユニークなのは、表面の光っている部分がソーラーパネルであること。明るい浴室なら電源の心配がいらない。
またサンフラワーシードは、蓋をあけるとダイナモ充電器が入っており、ハンドルを回してラジオを聞いたり、携帯電話に充電することも可能。イザというときに防災グッズとしても活用できるお風呂ラジオなのだ。
どちらも10月発売予定。価格はサンファクトリーの1万500円から。
バラエティーギフト国際商談展の会期は7月6日〜8日まで。開場時間は10時〜18時。なお、東京ビッグサイトでは同じリード エグジビション ジャパンが主催する「第17回国際文具・紙製品展」(ISOT)や「第13回 東京国際ブックフェア 2006」も併催されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR