レビュー
» 2006年07月14日 12時15分 UPDATE

レビュー:ライカレンズを搭載したアナログ風デジ一眼――「LUMIX DMC-L1」 (1/5)

松下初のデジタル一眼レフ機「LUMIX DMC-L1」を使ってみた。昔ながらのカメラを思わせるアナログ感覚の操作系とデザインに、ライブビューなどデジタルならではの最新技術を盛り込んだ個性的なカメラだ。

[永山昌克,ITmedia]

 松下電器産業「LUMIX DMC-L1」を一目見て思い出すのは、同社が2004年春に発売したレンズ一体型のハイスペック機「LUMIX DMC-LC1」だ。そっくりとは言いすぎだが、レンジファインダーカメラを彷彿させる四角いボディに、ライカブランドの大きなレンズを載せ、外装をフルブラックのマグネシウム合金でまとめた点は似ている。

photo 松下電器産業「LUMIX DMC-L1」。発売は7月22日。このレビューはベータ機によるもので、製品版では操作感や画質が異なる場合があるこをお断りしておく

 DMC-LC1の特徴だったアナログ感覚の操作系も、このDMC-L1に受け継がれている。絞りはレンズ部のリングで、シャッター速度はボディ上部のダイヤルでそれぞれ設定し、測光モードやドライブモードには各専用レバーがある。

photo 標準ズーム「ライカDバリオ・エルマリート14-50mm/F2.8-3.5 ASPH.」と組み合わせたレンズキットのみの発売となる。35ミリ換算で28〜100ミリ相当の焦点距離を得られ、最短撮影距離は29センチと短い
photo 絞り値は、絞りリングを使って1/3ステップで調整できる。絞りリングのない他社製レンズの場合には、液晶表示を見ながらFUNC.ボタン+背面ダイヤルで絞り値を切り替える

 他の多くのデジタル一眼レフ機に見られる撮影モードダイヤルはない。絞りリングとシャッター速度ダイヤルをそれぞれAの位置にセットすればプログラムAEモードに、どちらかをA以外の位置にすれば絞り優先AEやシャッター優先AEモードに、両方をA以外の位置にすればマニュアル露出モードになる。

 これらの操作系は、かつてフィルムカメラが主流の時代には一般的なものであり、古くからカメラに親しんだユーザーには懐かしく感じるだろう。今どきのデジタル操作に比較してどっちが使いやすいか一概にはいえないが、自分の手で絞りやシャッター速度を調整している実感があり、操作や撮影そのものを楽しめる。

 露出補正については、ボタンを押しながら背面のコマンドダイヤルを回し、液晶またはファインダー内の情報表示を見ながら設定する。カスタム登録すればコマンドダイヤルのみで露出補正をダイレクト操作することも可能だ。またホワイトバランスやISO感度、ストロボモード、ストロボ光量調整などは、背面の専用ボタンとコマンドダイヤルの併用で行う。このあたりは、他のデジタル一眼レフ機と大差ない。

photo シャッター速度は、シャッター速度ダイヤルを使い1/3ステップで選べる。1/1000〜1/4000秒、および2〜60秒、バルブに関しては、液晶表示を見ながら十字ボタンの上下で選択する。横にあるFUNC.ボタンには機能の割り当てができる
photo 電源を入れると液晶上に様々な撮影情報が表示され、この表示を見ながらボタンやダイヤルで各機能を設定する。液晶は2.5型20.7万画素の低温ポリシリコンTFT

photo オープン規格のフォーサーズマウントを採用し、キットレンズのほかオリンパス製やシグマ製のレンズも使用できる。松下電器産業からは来年以降、高倍率ズームや単焦点、マクロレンズなどが順次発売予定だ
photo グリップは見た目にはあまり大きくないが、グリップからボディ側面にかけてシボ加工したラバーが張られていて、持ったときの手触りやホールドバランスはいい。外装の高級感や剛性感もある
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