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光学12倍&1010万画素の望遠ズームLUMIX「DMC-FZ50」

» 2006年07月25日 14時32分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は7月25日、コンパクトデジタルカメラ“LUMIX”新製品「DMC-FZ50」を発表した。8月25日から発売する。価格はオープンで、市場想定価格は7万3000円前後。

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 昨年7月に発表した「DMC-FZ30」の後継機。新たに1/1.8インチ有効1010万画素の高解像度CCDを搭載した(FZ30は800万画素)。

 レンズは手ブレ補正ジャイロ機能付き10群14枚(非球面3枚、EDレンズ1枚)LEICA DC VARIO-ELMARITレンズを採用。光学12倍の望遠ズームを搭載し、焦点距離は35ミリ判換算で35〜420ミリ(F2.8-3.7)。撮影解像度を落とすことでデジタルズームのような画質劣化がなくズーム倍率をアップできる「EX光学ズーム」を搭載し、3メガ設定時には最大21倍(35ミリ判換算で748ミリ相当)の超望遠ズームが行える。

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 映像処理エンジンは、ヴィーナスエンジンIIIを新たに採用(FZ30はヴィーナスエンジンII)。輝度ノイズ用/色ノイズ用それぞれのノイズ除去回路を搭載することで、強力なノイズリダクション効果を実現しているという。また、CIPA規格での電池寿命がFZ30の約280枚から約360枚へと大幅に延びた。

 マニュアル露出、絞り/シャッター優先AEなどの各撮影モード時にシャッタースピードや絞りをダイレクトに設定できるほか、リング式のマニュアルフォーカスや手動式のズームリングなど、ダイヤル/リングによるフルマニュアル撮影が楽しめる。

 ボディサイズは131.2(幅)×85.5(高さ)×142(奥行き)ミリ・約688グラム(本体)。ボディカラーはブラックとチタンシルバーの2色を用意。

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 液晶モニターはフリーアングル方式の2インチ(23.5万画素)高精細タイプを採用。モニター下のヒンジ部が前後左右に回転することで、ロー/ハイアングルでのフレキシブルな撮影に対応する。EVF(0.44インチ)も23.5万画素の高精細タイプを使用。

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 主な仕様は以下の通り。

型名 LUMIX DMC-FZ50
有効画素数 1010万画素
撮像素子 1/1.8インチ、総画素数1037万画素CCD、原色フィルター
レンズ 10群14枚(非球面3枚、EDレンズ1枚)LEICA DC VARIO-ELMARIT
ズーム(光学/デジタル) 12倍/4倍
焦点距離 7.4〜88.8ミリ(35ミリ換算:35〜420ミリ)、F2.8〜3.7
フォーカス 通常・マクロ/マニュアルフォーカス/ワンショットAF/コンティニュアスAF、AF測拒:1点/高速1点/高速3点/9点/スポット
合焦範囲 通常:30センチ〜∞、マクロ:5センチ(広角側)
露出 プログラム/絞り優先/シャッタースピード優先/マニュアル露出/プログラムシフト/AEロック、露出補正:1/3EVステップ、-2〜+2EV、オート(AE)ブラケット:1/3〜1EVステップ、3枚
記録メディア SDHCメモリーカード/SDメモリーカード/MMC
電源 専用リチウムイオンバッテリーパック
電池寿命 約360枚(CIPA規格)
サイズ 131.2(幅)×85.5(高さ)×142(奥行き)ミリ
重量 約668グラム(本体)、約714グラム(バッテリー、メモリーカード含む)
価格 オープン(実売7万3000円前後)
発売時期 8月25日

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