松下電器産業は7月25日、コンパクトデジタルカメラ“LUMIX”新製品「DMC-FZ50」を発表した。8月25日から発売する。価格はオープンで、市場想定価格は7万3000円前後。
昨年7月に発表した「DMC-FZ30」の後継機。新たに1/1.8インチ有効1010万画素の高解像度CCDを搭載した(FZ30は800万画素)。
レンズは手ブレ補正ジャイロ機能付き10群14枚(非球面3枚、EDレンズ1枚)LEICA DC VARIO-ELMARITレンズを採用。光学12倍の望遠ズームを搭載し、焦点距離は35ミリ判換算で35〜420ミリ(F2.8-3.7)。撮影解像度を落とすことでデジタルズームのような画質劣化がなくズーム倍率をアップできる「EX光学ズーム」を搭載し、3メガ設定時には最大21倍(35ミリ判換算で748ミリ相当)の超望遠ズームが行える。
映像処理エンジンは、ヴィーナスエンジンIIIを新たに採用(FZ30はヴィーナスエンジンII)。輝度ノイズ用/色ノイズ用それぞれのノイズ除去回路を搭載することで、強力なノイズリダクション効果を実現しているという。また、CIPA規格での電池寿命がFZ30の約280枚から約360枚へと大幅に延びた。
マニュアル露出、絞り/シャッター優先AEなどの各撮影モード時にシャッタースピードや絞りをダイレクトに設定できるほか、リング式のマニュアルフォーカスや手動式のズームリングなど、ダイヤル/リングによるフルマニュアル撮影が楽しめる。
ボディサイズは131.2(幅)×85.5(高さ)×142(奥行き)ミリ・約688グラム(本体)。ボディカラーはブラックとチタンシルバーの2色を用意。
液晶モニターはフリーアングル方式の2インチ(23.5万画素)高精細タイプを採用。モニター下のヒンジ部が前後左右に回転することで、ロー/ハイアングルでのフレキシブルな撮影に対応する。EVF(0.44インチ)も23.5万画素の高精細タイプを使用。
主な仕様は以下の通り。
型名 | LUMIX DMC-FZ50 |
---|---|
有効画素数 | 1010万画素 |
撮像素子 | 1/1.8インチ、総画素数1037万画素CCD、原色フィルター |
レンズ | 10群14枚(非球面3枚、EDレンズ1枚)LEICA DC VARIO-ELMARIT |
ズーム(光学/デジタル) | 12倍/4倍 |
焦点距離 | 7.4〜88.8ミリ(35ミリ換算:35〜420ミリ)、F2.8〜3.7 |
フォーカス | 通常・マクロ/マニュアルフォーカス/ワンショットAF/コンティニュアスAF、AF測拒:1点/高速1点/高速3点/9点/スポット |
合焦範囲 | 通常:30センチ〜∞、マクロ:5センチ(広角側) |
露出 | プログラム/絞り優先/シャッタースピード優先/マニュアル露出/プログラムシフト/AEロック、露出補正:1/3EVステップ、-2〜+2EV、オート(AE)ブラケット:1/3〜1EVステップ、3枚 |
記録メディア | SDHCメモリーカード/SDメモリーカード/MMC |
電源 | 専用リチウムイオンバッテリーパック |
電池寿命 | 約360枚(CIPA規格) |
サイズ | 131.2(幅)×85.5(高さ)×142(奥行き)ミリ |
重量 | 約668グラム(本体)、約714グラム(バッテリー、メモリーカード含む) |
価格 | オープン(実売7万3000円前後) |
発売時期 | 8月25日 |
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