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「コエンザイムの次はプラチナ」――ナショナルのスチーム美顔器

» 2006年08月24日 22時19分 公開
[ITmedia]

 ナショナルウェルネスマーケティング本部は8月24日、スチーム式美顔器「イオンスチーマー ナノケア プラチナ」2製品を10月1日より販売すると発表した。価格はオープンで、本体のみの「EH2471」が2万円前後、クールパター(低温ひきしめ機)をセットした「EH2493」が3万円前後。

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 蒸気を肌に当てる「スチーム式美顔器」とよばれる製品は既に多く登場しているが、新製品は内蔵するプラチナ触媒に高圧の電流を放電することで直径1〜5ナノメートルという微細なプラチナ微粒子を生成し、蒸気に含ませて放出する。このプラチナを含んだ蒸気「プラチナスチーム」は角質層の奥まで浸透し、肌にハリとツヤを与えることができるという。

 なぜプラチナが肌によいのか? 肌に含まれる過酸化水素(活性酸素)は細胞を老化させる原因のひとつといわれるが、ここにプラチナをぶつけてやると分解される。つまり、老化原因物質を分解することで、肌を若返らせようという発想だ。「“お肌の曲がり角”を意識する年齢、28歳以上の女性をメインのターゲットに考えています」(同社)

photo 美顔中
photophoto 奥で青白く光っているのが放電によって微粒子を出しているプラチナ触媒(左)、カバーを外したところ

 プラチナスチームの吹き出し口は上下に動くため、目元から首筋まで広範囲をケアできる。また、先端部分が5度に冷却されているクールパターをあて、温冷効果で血行を促進させながらスチームを浴びると、より高い効果が期待できるという。プラチナ触媒は微粒子として分解されていくので、永久に使い続けていくことはできないが、平均的な利用方(1日10分程度の使用)で約5年は利用可能だそうだ。

 同社が30代後半からから40代前半の女性を対象に8週間にわたってモニター調査を行ったところ、目もと/ほほ/首のいずれにもハリと弾力が生まれたという結果が得られたという。「肌のアンチエイジングを語る際、コエンザイムが話題になることが多かったですが、コエンザイムの次はプラチナです」(同社)

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