インタビュー
» 2006年08月25日 10時52分 UPDATE

海辺や雨天でも気軽に動画撮影――「DMX-CA6」の担当者に聞く (1/3)

三洋電機「Xacti DMX-CA6」は、世界で初めてJIS保護等級4相当の防水機能に対応したデジタルムービーカメラだ。販売・マーケティングの担当者にDMX-CA6の開発の経緯や狙いをうかがった。

[永山昌克,ITmedia]

 独自の縦型ボディが特徴のXacti Cシリーズの新顔が「DMX-CA6」である。昨年発売した「DMX-C6」をベースにして、デジタルムービーカメラとしては世界で初めて生活防水に対応。水中撮影はできないとはいえ、発表会のデモではJIS保護等級4の基準を超えるような勢いで水をぶっかけていた。

jn_xacti1.jpg 三洋電機「Xacti DMX-CA6」。写真はシルバーモデル

 それでも影響がないタフネスカメラDMX-C6はどんな経緯で生まれたのか。生活防水はどういう技術なのか。三洋電機 パーソナルエレクトロニクスグループ DIカンパニー DIシステムビジネスユニット 販売部 国内販売課 課長の奥誠一氏に話を聞いた。

jn_xacti2.jpg パーソナルエレクトロニクスグループ DIカンパニー DIシステムビジネスユニット 販売部 国内販売課 課長の奥誠一氏。手にするのはオレンジのカラーバリエーション

 奥氏は、もともとは技術開発や商品企画を担当し、Xactiというブランドやプロジェクト全体を立ち上げたスタッフである。現在は販売・マーケティングの立場から市場動向を常に探りながら、DMX-CA6の企画開発の際には技術者に対してさまざまな要望を伝え、完成後は市場への導入やメディアへの展開などの役割を担っている。


――Xactiシリーズの中でも、2003年の「DMX-C1」から始まる縦型のモデルは、その個性的なデザインや、動画と静止画を同等に扱ったコンセプトが特にユニークですね。新製品DMX-CA6の話の前に、縦型Xactiシリーズ全体の狙いを改めて聞かせてください。

奥氏: 家庭用ムービーカメラの市場は、現時点ではテープメディアが6〜7割を占めていますが、今後の主流はDVDなどのディスクやハードディスク、SDカードなどのシリコンメディアに移行することはほぼ確実です。中でも特にシリコンが伸びると当社では予測しています。動画も静止画もSDカードに記録するXactiがまさにそれです。

 Xactiの商品コンセプトとしては、3つのスタイリングイノベーションを掲げています。手のひらに収まるほど小さくて軽い「ボディスタイル」、モードを切り替えることなく動画も静止画も撮れる「撮影スタイル」、いつでもどこでも気軽に持ち運べる「ライフスタイル」という3つのスタイルを革新しようという狙いです。

 例えば子どもを連れて近所の公園に行く際など、ちょっと出掛ける用途に従来型のムービーカメラを持ち出すことは、よほど意識的にならない限りはあり得ないでしょう。また合コンなどの席で、大きなムービーカメラをいきなり取り出したり、街の人込みの真ん中で撮影を始めたりすれば、周囲の人はきっと不審に感じますよね。

 でもXactiなら、そんな使い方をしても問題はありません。ボディがコンパクトというだけで、撮影に対するハードルが下がり、ストレスが少なくなります。撮られる側がカメラを意識せず、自然な表情を記録できるメリットも大きいといえます。従来のムービーカメラのように特別なイベントを記録するだけでなく、日常生活を気楽に動画で残せるのがXactiの魅力です。

jn_xacti3.jpg 可動式の2型アモルファスシリコンTFTを搭載し、液晶部を開くと電源オンになる。背面ズームレバーの左には静止画撮影ボタン、右に動画撮影ボタンを備える
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