操作面での改良では、液晶モニタの可動角度が広がったことが大きい。従来機DMC-FZ30の液晶は、左右には180度回転するが、上下には約120度しか回転できなかったため、カメラをタテ位置に構えた場合には可動のメリットがあまりなかった。DMC-FZ50では、左右に270度、上下に180度回転するように変更され、アングルの自由度が向上した。自分撮りもできる。
ホワイトバランスやISO感度などの主要な機能を素早く呼び出せるファンクションボタンや、よく使う撮影条件を3種類まで登録できるカスタム設定モードに対応したことも、使い勝手を高めるうれしい進化だ。
バッテリー寿命はCIPA準拠で約280枚から約360枚に増え、記録メディアはSDHCメモリーカードもサポートするようになった。また、旅行に役立つトラベル日付やワールドタイム機能、液晶輝度を一時的にパワーLCD機能、16:9で撮れるワイド動画モード、2軸式のホワイトバランス微調整機能などを搭載した。
外部ストロボがTTL調光できるようになったり、グリップ部のダイヤルに露出補正を割り当て可能になるなど細部にも改良が施されている。ただし、連写スピードは高画素化にともなってスペックダウンした。
この写真では液晶を下方向の途中まで開いているが、180度まで完全に開くことができ、さらに左右にも回転する
ローアングルに構えて、親指でシャッターを押す使い方もできる。マクロ性能はワイド側で最短5センチまで寄れる
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