撮像素子は1/2.5インチの有効600万画素CCDを搭載する。静止画はシャープネスを強調したメリハリのある描写だ。解像感や発色性は、最近の600万画素クラスのコンパクトデジカメとしては物足りなくも感じる。とはいえ、動画の画質やステレオマイクによる音質に関してはワンランク上だ。画素混合によって暗い場所でも動画を撮れる点もありがたい。
グリップの持ちにくさや操作ボタンの窮屈さはちょっと残念だが、それと引き換えにコンパクトボディという大きな魅力がある。ハンドリングを重視するなら、他社のビデオカメラに選択肢はたくさんあるし、静止画の画質にもっとこだわるなら静止画メインのカメラを選べばいい。このDMX-CA6で本格作品を撮ろうという気持ちは最初からない。
カバンやポケットに手軽に入れられる小型軽量ボディで、丸みを帯びた愛らしいフォルム。悪く言えばオモチャっぽい、よく言えばデジタルガジェット的なスタイルを持ち、動画や静止画を簡単に楽しめることがDMX-CA6の面白さだ。それに生活防水という価値が加わり、活躍するシーンはさらに広がった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR