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広角とマクロが楽しめる高感度機――リコー「Caplio R5」レビュー(2/5 ページ)

» 2006年09月19日 16時31分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

使い勝手が上がったボディ

 ボディの基本デザインは従来モデルと変わらないが、スイッチ類の配置が改良されたのはうれしいところ。

インタフェース部。ADJ.ボタンで主な撮影設定にすぐアクセスできるのは便利。また、セルフタイマーボタンが独立しているのもユニーク。十字キーの上はモードボタンで、SCNモード時に働く
上から。旧モデルにあった手ブレ補正オン/オフボタンはなくなり(メニューの中に入った)、シンプルになった。この横長のシャッターボタンもともに斜めになったデザインはなかなか印象的でいい

 上面には電源ボタンとシャッター。シャッターが斜めについているのはデザイン上の問題だろうが、斜めについている分実は押しやすくなった。

Caplio R5(左)とCaplio R3(右)の操作部を比べてみた。Caplio R4はCaplio R3と同等。こうしてみるとズームレバーの位置が変わり、モード切替からボイスがなくなって、代わりにSCN(シーン)が入ったのが分かる。かなり使い勝手は上がった

 背面をCaplio R3と比べてみた。一番大きな違いはズームレバーの位置。この位置の方が親指を乗せやすくて押しやすい。そういった改良はうれしい点だ。また、モードダイヤルからボイスモードがなくなった。利用者が少なかったのだろうか。

 液晶ディスプレイは2.5インチで23万画素。グリッド表示も可能だ。ただあまり見やすいほうではない。

 特に気になったのは、撮影後の画像確認時。撮影後に確認画像が表示されるのだが、それがすごく解像度が低くて甘く、ピンボケかブレてるようにしか見えないのだ。再生モードでちゃんと再生するとしっかり撮れているので、単に画像確認画像が粗いだけなのだが、分かっていても気持ちのいいものではなく、つい再生モードにして確認してしまう。

ADJ.ボタンを押すとこのようにダイレクトに操作できるメニューが表示される。マクロ時のみ一番右にあるマクロ用AFスポット機能が使えるようになる
撮影時の画面。デフォルトと違う設定をすると、画面に黄色で表示されるのが便利(この場合はISO800とマクロ)

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