レビュー
» 2006年09月27日 13時23分 UPDATE

レビュー:スカパー!初のHDD内蔵STB「スカパー!DVR」を試す (1/5)

スカイパーフェクTV!で利用できる高機能STB「スカパー!DVR」が登場する。HDDを内蔵し、単体でスカイパーフェクTV!で放送される番組を録画できる初めての製品だ。

[坪山博貴,ITmedia]

「スカパー!コクーン」復活!?――ソニー製のHDD搭載多機能STB

 「スカパー!DVR」(SP-DV100S)は124/128度CS衛星を利用する多チャンネル放送「スカイパーフェクTV!」(以下スカパー!)に対応し、内蔵する160GバイトのHDDに番組録画が可能な多機能STBだ。

 2006年10月初旬からレンタルでの提供が開始され、料金は初期費用1万500円、レンタル代金945円/月。ハードウェアとしては一部地域でサービスが開始されている「スカパー!光」にも対応しているが、こちらへの対応とレンタル以外での利用に関しては現時点ではアナウンスはされていない。

photo この写真ではサイズが想像しにくいが横幅は430ミリと一般的なDVDレコーダーと同じ。デザインは極めてシンプルだ

 筆者の手元に届いた製品は、従来からスカパー!向けにSTBを製造しているソニー製。それだけに、ユーザーインタフェースや画面デザインはソニーから販売されている単機能STB「DST-SP5」とよく似ている。

 となると、本製品は「DST-SP5」にHDD録画機能を追加したともいえるが、録画/再生機能は「スカパー!コクーン」の愛称で知られたスカパー!対応HDDレコーダー、ソニー流で言う「チャンネルサーバー」の「CSV-P500」に似ている部分が多い。「コクーン」の開発メンバーが製品開発に加わっているかどうか筆者は知る由も無いが、チューナーを内蔵して復活した「スカパー!コクーン」という見方をする事もできそうだ。

 外観からチェックしていくと、HDDを内蔵する事もあって横幅430ミリという一般的なAV機器サイズとなっている。単機能STBと比較するとかなり大柄だが、高さは64ミリに抑えられ、DVDレコーダーというよりはDVDプレイヤーに近い(最近は同程度のサイズのDVDレコーダーもあるが)。

photo 単機能STBである「DST-SP5」との比較。実は「スカパー!光」用の「DST-OP55F」なのだが、形状は「DSP-SP5」とまったく同じ。置き換えとなると本製品はかなり大きいといえば大きい

 背面には2系統のAV出力を備え(2系統ともS端子装備)、光音声出力も備える。D端子やHDMI端子は備えていないが、「スカイパーフェクTV!」がSDクオリティの映像サービスのみなので省略されているのだろう。アンテナ端子は2つだが、片方が「スカイパーフェクTV!」用、片方が「スカパー!光」向けで、どちらかしか使用しない。既に「スカイパーフェクTV!」を利用している人は、既存のSTBからアンテナ線をつなぎかえるだけで利用できる。

photo 背面は極めてシンプルで、目立つのは「スカパー!光」対応用の光ファイバーRF入力がある程度、ちなみに筆者宅は今スカパー用のアンテナとスカパー!光の両方が利用可能だが、スカパー!光でも問題無く動作した

 前面のデザインやディスプレイ機能はシンプルで、ディスプレイ機能は基本的には単機能STBのそれと変わらず、時間やチャンネル番号を表示するのみ。番組名などを表示するような機能は備えない。ただし、録画や再生といった動作を示すインジケータは用意されており、視聴中なの再生中なのか、あるいは、電源OFFの場合でも録画中どうか、といった状態はすぐ把握できる。

photo ディスプレイ機能は単体STBとほとんど変わらない。再生や録画中の動作を示すインジケータがいくつか追加されている程度だ

前面カバー内には契約者カードを装着するカードスロットと、簡易な操作ボタンを装備。チャンネル操作やメニュー操作は本体だけでも行える。カバー内と背面には「拡張端子」と書かれたUSBポートも備えているが、現時点での使い道はマニュアルなどにも一切明記されていない。USBキーボードやメモリカードリーダーなどを接続してみたが、画面に何かアナウンスが出る、メニューの選択肢が増える、文字入力でキーボードが使えるといった事はなかった。

photo 前面カバーを開けると、右側にチューナーのミニマム操作用のボタンとICカードスロット
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