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顔を見つけるスピードは負けません――富士フイルムPhotokina 2006(2/2 ページ)

» 2006年09月28日 18時23分 公開
[西坂真人,ITmedia]
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久しぶりの“SR”搭載、「FinePix S5 Pro」

 顔検出機能を搭載したもう1つのデジカメが、先日発表されたレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「FinePix S5 Pro」だ。2007年第1四半期に欧米地域から販売開始される予定だが、日本国内市場における販売開始時期など詳細は未定。

 発表後初のお披露目となったが、展示はガラスケース越しだったのが少々残念なところ。CCDにはS3 Pro以来の久しぶりとなる「SR」を採用。ノイズ低減などをはかった新世代の「SR Pro」が搭載されている(S5 Proの詳細は別記事を参照)。

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 無線LAN技術を遠隔モニタリングに利用した例も参考出展。無線LANで接続された2台のカメラがシンクロすることでインタフェースを共有。自分側のデジカメのモニターには、もう1台のデジカメで映し出された映像が出て、ズームイン・ズームアウトなどもシンクロ。遠方のデジカメを手元で正確に操作でき、“高機能リモコン”代わりに使えるというものだ。

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 「今まで無線LANは単にケーブルレスの手段としての提案が多かったが、一歩進んだワイヤレスの使い方を提案してみた。高機能なリモコン代わりという使い方のほか、近寄れない被写体の撮影に使ったり、メディカルイメージング、監視・セキュリティ分野などさまざまな応用が考えられる。技術展示なので、実際のデジカメ搭載はまだ未定」(同社ブース担当者)

photo こちらは無線LANを複数デジカメの同時シャッターリリースに応用した例。これを応用すれば、立体視の映像製作も簡単に行えるという。
photophoto そのほか、同社の写真技術を応用したホログラム(写真)や無機ELの展示も行っていた
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