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本物の色再現+解像感、720pシアタープロジェクター「EMP-TW700」

» 2006年10月11日 12時04分 公開
[ITmedia]

 セイコーエプソンは10月11日、ホームシアター向け液晶プロジェクター“ドリーミオ”新製品として、720p対応の「EMP-TW700」を発表した。10月19日から発売する。価格はオープンで、市場予想価格は20万円前後。

photophoto ホームシアター向け液晶プロジェクター「EMP-TW700」

 ホームシアター専用720p(1280×768ピクセル)液晶パネル「D5」を採用。オートアイリス(光学絞り機能)の制御を最適化することで、従来モデル(EMP-TW600、5000:1)に比べて大幅アップの1万:1という高いコントラスト比を実現した。オートアイリスは投写映像の明るさを自動認識し、1/60秒単位で動作。シーンごとに最適な輝度とコントラスト比を維持しながら画質パラメータを自動調整する。また、輝度は従来モデルと同じ1600ANSIルーメンと高輝度をキープしている。

 同時発表されたフルハイビジョンモデル「EMP-TW1000」向けに新開発された高解像度レンズをEMP-TW700にも搭載。大口径ガラス非球面レンズや低分散ガラス(ED)レンズの最適配置によって色収差などを減らし、従来モデルに比べて大幅な解像度アップを実現している。

 レンズのズーム倍率は光学2.1倍の高倍率タイプを採用。100型(16:9)の場合、ワイド端3.2メートル短距離投写からテレ端6.7メートルまでの長距離投写を可能にした。

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 同社独自の多重反射式高効率ランプシステム「E-TORL」を採用。ランプから発する光から高純度の3原色を抽出するフィルター「Newエプソンシネマフィルタ」を搭載。コントラスト比を維持しながら、広い色再現性領域(NTSC比115%)と高い色純度を可能にした。

 使用/視聴環境に応じて選べる7つの映像モード(ダイナミック/シアター/リビング/ナチュラル/シアター・ブラック1/シアター・ブラック2/sRGB)を用意。同社独自のカラー画質調整システム「Color Reality III」を搭載。10Bitカラープロセッシングにより、10億7000万色(1024階調)の色再現性を実現した。

 インタフェースは、HDMI端子(Ver.1.2a)を装備したほか、D4/コンポーネント/Sビデオ/コンポジット/RGB(ミニD-Sub15ピン)を各1系統搭載。

 主な仕様は以下の通り。

型番 ELP-TW700
液晶パネル 0.7型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル(16:9)
画素数 1280×720×3
輝度 1600 ANSIルーメン
コントラスト比 10000:1
色再現性 10億7000万色(10Bitカラープロセッシング)
対応ビデオ信号 525i/525p/1125i/750p、コンポーネント、Sビデオ、コンポジット
対応PC信号 VGA/SVGA/XGA/SXGA
入力端子 HDMI(Ver.1.2a)/D4/コンポーネント/Sビデオ/コンポジット/RGB(ミニD-Sub15ピン)各1系統
サイズ 406(幅)×310(奥行き)×124(高さ)ミリ
重さ 約5.4キロ
投写レンズ 2.1倍マニュアルズームフォーカスレンズ(22.5〜47.2mm、F2.0-3.17)
光源 170ワット(E-TORL)UHEランプ
投影サイズ 30〜300インチ
騒音レベル 26デシベル(シアター・ブラック1、シアター・ブラック2)
実売価格 20万円前後
発売時期 10月19日

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