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レンタルから“セル&レンタル”へ――「CinemaNow」の新戦略DVDに焼けるダウンロードサービスも(2/2 ページ)

» 2006年11月01日 22時26分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 当初はアイドル作品に限定されるダウンロード販売だが、同社では「次年度に向けて映画やドラマ、アニメ作品の配信も検討していく」という。またパソコン上で再生する“高画質版”として、3Mbps(720×540ピクセル)や1.5Mbps(640×480ピクセル)の作品も順次追加する予定だ。

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 一方、2007年に開始する「Burn to DVD」は、ダウンロードしたコンテンツをDVDビデオ形式でメディアに保存できるサービス。価格などの詳細は未定だが、パソコンを使ってDVDメディアに焼けば、画質やサラウンド音声、特典映像までを含め、DVDパッケージソフトに近いものが出来上がる。「印刷可能なラベルやアートワークも付属する」という。

 なお、米CinemaNowでは今年7月から「Burn to DVD」を提供しており、ハリウッドメジャー作品を中心に125タイトルをラインアップ済み。最近では、ユニバーサルの「The Fast and Furious:Tokyo Drift」(邦題:ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT)をDVDの店頭販売と同時に配信した実績もあるという。

 「ダウンロードレンタルとBurn to DVDの両方で配信したところ、DVDのほうが5倍のユーザーがいた。CinemaNowは、映像コンテンツをパソコンの画面で視聴するのが基本スタイルだったが、大画面テレビでみたい、自分のモノとして購入したいというニーズが高いことを証明している」(間宮氏)。

 国内では、まずはアートポート作品から提供を開始。Burn to DVDをはじめとするセル方式を戦略商品と位置づけ、「登録会員30万人規模/月間トラフィック100万ユーザー」を目指す。

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