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» 2006年11月10日 11時10分 UPDATE

レビュー:耳の中に「ボーズ」は出現するか?――「Bose in-ear headphones」 (1/2)

ヘッドフォン市場が活況を帯びる中、ボーズから同社初のインイヤー型ヘッドフォン「Bose in-ear headphones」が登場した。20グラムのボディから「ボーズサウンド」は出現するか?

[渡邊宏,ITmedia]

 iPodの普及によって、ヘッドフォン市場が活性化しているそうだ。これまでヘッドフォンといえば製品付属のものを使うのが一般的だったが、iPodを筆頭としたポータブルオーディオプレーヤーの普及によって、別売のヘッドフォンを買い求め、好みの装着感や音質を追い求めるユーザーが増えているのだ。

 そんななか、老舗オーディオメーカーのボーズから興味深い製品が登場した。インイヤー型ヘッドフォン「Bose in-ear headphones」(TriPort IE)だ。同社はこれまでにもオーバーイヤー型の「Triport」を世に送り出し、オーディオファンからの支持を集めていたが、インイヤー型の製品化は本製品が初めて。

 「ボーズのスピーカー、ついに耳の中へ。」と題された本製品をチェックしてみたい。

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大口径ドライバ&TriPort Technology

 本製品は形式としてはインイヤー型に分類されるが、装着時には独自形状のイヤークッションを利用して“耳に乗せる”ように設計されており、耳栓型の“耳穴に差し込む”圧迫感はもちろん、一般的なインイヤー型よりも軽快な付け心地を実現している。

photophotophoto 独特の形状がよく分かるショット(左)、イヤークッションを取り外したところ(中)(右)

 ハウジングは樹脂製で、上面には金属製のメッシュが設けられている。側面には1ミリ程度のポート(穴)が設けられているが、これはポートを利用して空間の制御を行い、豊かな低音を生み出す「Triport Technology」が導入されているためだ。

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 搭載されているドライバユニットは16ミリ径と大口径であるため、インイヤー型としてはボディはやや大柄だ。ただ、本製品の場合は耳への装着はイヤークッションを介して行うため、ボディサイズと装着感はイコールの関係にならない。イヤークッションは弾力性のあるシリコンで作られており、触れてみると「もっちり」とした感触。

 ユニークなのが、3.5ミリステレオプラグと一体化したパッシブタイプのイコライザー。ユーザーが調整することはできないが、ポータブルオーディオプレーヤーに適したセッティングが予め施されており、「小さなインナーイヤー型でもボーズの音を実現した」(同社)という。Mサイズイヤークッション装着時の重量は約20グラムだ。

photophotophoto イヤークッションは“もっちり”(左)、3サイズが用意されている(中)、プラグと一体化したイコライザー。奥は一般的な3.5ミリプラグ(右)

 インイヤー型ヘッドフォンというとブリスターパックで販売されていることが多いが、本製品はしっかりとした紙製のパッケージで梱包されている。パッケージにはヘッドフォン本体のほか、キャリングケース、S/M/Lのイヤークッションが付属する。ケーブル長が1250ミリと長めのため、延長ケーブルは付属しない。

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