デジカメなどで撮影したメモリカードを差し込むだけでスライドショー再生を行う“電子写真立て”「デジタルイメージフレーム」も同時に発表した。「米国では、リビングルームの電子アルバムや店頭ディスプレイといった用途に広く使われている」(伊藤氏)という。
5.6インチ液晶の「IDJ-0560」は、コンパクトで携帯性に優れたデジタルイメージフレームだ。側面にSD/MMC/CF/MS(メモリースティック)のスロットを備え、JPEGとBMPを表示できる。スライドショー再生時の写真切り替え時間は、3秒から1分まで5段階で設定可能。効果(エフェクト)は8パターンを用意している。外形寸法は184(幅)×155(高さ)×35(厚さ)ミリ。重量は約430グラム。
10.4インチ液晶搭載の「IDJ-1030」は、チェリーフィニッシュのウッドパネルが特徴。また、JPEGにくわえてMP3再生をサポートしており、お気に入りの写真をBGM付きで楽しめる。スライドショーは1〜10秒の4段階で設定可能。画面切り替え時のエフェクトは14パターンを用意した。外形寸法は313(幅)×256(高さ)×41(厚さ)ミリ。重量は約1.8キロ。
ポラロイドといえばインスタントカメラが有名だが、デジカメの台頭により市場が急速に縮小し、近年は米デジタル家電事業へのシフトを急いでいる。とくにポータブルDVDプレーヤーでは、2005年に米国市場でナンバー1のシェアを獲得するなど順調に推移中。国内でもカメラ事業で培ったブランド力を生かし事業を拡大する方針だ。
ただし、製品の性格からも想像できるように、国内の大手家電メーカーと張り合う考えはない。伊藤社長は「われわれは多くの人が手軽に使える“日用品”ブランドになりたい。日本ではティア2のナンバーワンを目指す」と話している。
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