レビュー
» 2006年12月12日 05時50分 UPDATE

レビュー:ロケーションフリー新製品(前編)「LF-PK20」で何が変わった? (1/2)

ソニーの「LF-PK20」は、MPEG-4 AVCで画質の向上を図り、2種類のワイヤレスモードなどの新機能を搭載した新世代のロケーションフリーベースステーションだ。しかし、実際の利用シーンで一体、何が変わるのか? 旧機種ユーザーの厳しい目(?)でチェックした。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 わが家のお風呂TV(LF-PK1+PSP)に強力なライバルが現れた。ソニーが発売した「LF-PK20」は、MPEG-4 AVC(H.264)で画質の向上を図り、2種類のワイヤレスモードなどの新機能を搭載した新世代のロケーションフリーベースステーションだ(→発表記事)。

photo 左から「LF-PK1」と「LF-PK20」。外観も洗練された

 また、手持ちのテレビをロケーションフリーのクライアントに変える外付けボックス「LF-BOX1」も同時に発表された。LF-BOX1は、無線LAN/有線LANによるローカル接続およびインターネット接続の両方に対応。たとえば、スカパー!やCATVをチューナーのないプライベートルームでも見たい人、あるいは海外赴任中に日本のテレビ番組を見たい人は、PCの画面ではなく、テレビで見られるのは有り難い。

 LF-BOX1については後編で触れることにして、まずは新しいベースステーション「LF-PK20」をチェックしていこう。なお、ロケーションフリーの基本機能については、昨年のレビュー記事を参照してほしい。

設置の柔軟性が大幅に向上

 LF-PK20の外観は、先代「LF-PK1」よりスマートな印象だ。そのぶん背が高くなったような気もするが、実際に並べてみるとあまり変わらない。外形寸法は、スタンドを付けた状態で85(幅)×197(高さ)×128(奥行き)ミリ、重量は約510グラム。デザイン的にはプレイステーション2を小さくしたようなイメージで、艶のあるブラックがAVラックにも似合いそうである。

photophoto 外形寸法は、スタンドを付けた状態で85(幅)×197(高さ)×128(奥行き)ミリ。重量は約510グラム。背面にはRF端子のほか、外部ビデオ入力×2(うち1つがS端子付き)、イーサネットポート、AVマウス出力×2などを備える
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 LF-PK1と違うのは、まず背面端子群にS端子付きのAV出力が付いたことだ。これにより、外部出力端子を1つしか持たないレコーダーなどを使用する場合でも、ロケーションフリーを使うためにテレビから繋ぎ換える手間がなくなる。たとえばソニー「PSX」など、シンプルなレコーダーを使用している人には便利な機能追加だ。

 また、外部機器をコントロールするAVマウス(赤外線リモコン信号を送出するデバイス)のポートが2つに増えた。LF-PK1は外部AV入力こそ2系統備えていたが、AVマウスが1つだったため、赤外線信号が届く範囲に2つの外部機器を置く必要があった。

 筆者宅でも、ケーブルテレビのセットトップボックスとDVDレコーダーの両方をコントロールするため、2つの機器を“積み重ねる”感じで上下に配置。その上方にAVマウスをとり付けている。しかしLF-PK20なら、別途AVマウスを購入する必要はあるものの、2つのAV機器が離れていても無理なくコントロール可能になる。

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