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» 2007年02月08日 10時00分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第66回 フラッシュと光量と写り具合の関係 (1/3)

フラッシュを使うと写真が台無しになると使わない人もいるが、時と場合によっては、強制発行したり外部フラッシュを使った方がいいこともある。上手に使いこなして思い通りの写真を撮ろう。

[荻窪圭,ITmedia]

 新しいデジカメを手にすると、まず最初にすることは日付と時刻の設定だが、次はフラッシュの発光モードを「発光禁止」に切り替えることだろう。

 なぜそんなことをするか。光って欲しくないときに勝手に光られると困るからだ。暗いところでは自動的に発光するのはいいのだが、撮りたい写真にそぐわないとき(環境光を生かした写真を撮りたいときとか)や、光って欲しくない場所で撮るとき(フラッシュ禁止の場所もあるし、レストランの中などもそうだ)もある。いつ光らせるかは自分で判断したい。

 そんなわけで今回はフラッシュの話(ストロボと呼ぶ人/メーカーもあるがどちらでも構わない)。

 フラッシュを使うと写真が台無しになるといって使わない人もいる。フラッシュは被写体の正面から光を当てるという自然にはない当たり方をするので

  • 立体感に欠ける
  • レンズから何センチかずれているため不自然な影ができる
  • 近くのモノは明るすぎ、遠くのモノは暗く写るので不自然
  • 光量の調節がうまくいかないと被写体が白くトんでしまいやすい

 という欠点があるのだ。

 ただ、4番目についてはカメラの性能差も大きい。最近のデジカメは賢くなっているので、被写体との距離に応じてうまく発光量を調節し、明るくなり過ぎないほどよい当たり方をしてくれる。上手に使えば一概にダメとはいえないのだ。

マクロとフラッシュ

 では実際にあれこれ光らせて撮ってみる。

 まずは近い側。近距離だと弱く発光しなきゃいけない。でも上手に弱く発光するのは難しい。これは機種によって異なる。10センチまで近寄っても大丈夫な機種もあれば、30センチとなっている機種もある。

 ただし、被写体が近ければ近いほど光の当たり方が不自然になる(レンズとフラッシュの距離が数センチ離れてるので、マクロ撮影時のようにレンズと被写体が近いってことは、それだけ光が斜めから当たるということなのだ)。

 それに、手前の方が明るく奥の方は暗く写るので、映すモノによってはさらに不自然になっちゃう。

photophoto フラッシュなし(左)とフラッシュあり(右)

 フラッシュがないほうが自然だけど、奥の人形が屋根の影に入ってしまってる。フラッシュを焚くと奥まで光が入るけど、ちょっと写りが固い。

photophoto シャキッとしていていい感じ

 でもこちらの写真では、フラッシュを焚いたので背景が暗く締まり、シャキッという絵になった。金属だとその方が雰囲気が出る。

 ただし、これを撮ったカメラはフラッシュがレンズより右の方にある(左の写真)。つまり、右から光が当たることを見越してこちらの角度で撮ってる。また、逆の角度だと右の写真のようになる。

 全然違うのが分かるかと思う。

 では別の写真を。

photophoto フラッシュなし(左)とフラッシュあり(右)

 こちらは料理。フラッシュは直接光を当てるので、料理のテリがよく出てコントラストもはっきりする。でも近くは明るく遠くは暗くという明暗が少しでちゃう。フラッシュを焚かない方が自然な写りだが、ちょっと印象が弱い。

 個人的にはできるだけフラッシュを使わないで撮るのが自然で好きだが、最近のカメラのフラッシュはかなり上手に光ってくれるので、効果的に使うこともできるってことだ。

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