ITmedia NEWS >

ソニー、“大人のコンポ”「System 501」

» 2007年02月08日 18時15分 公開
[ITmedia]

 ソニーは2月8日、「高級オーディオの設計思想と技術を投入した」というオーディオコンポ「System501」を3月10日より販売開始すると発表した。デジタルステレオアンプ「TA-F501」、SACDプレーヤー「SCD-X501」、ブックシェルフスピーカー「SS-K10ED」で構成されており、価格はそれぞれ9万3450円/7万350円/7万350円(2本1組)。

photo

 デジタルアンプ「TA-F501」は同社高級オーディオ機器に搭載されている32ビットフルデジタルアンプ「S-Master PRO」を搭載して、S/N感を高めたほか、すべての信号回路を1枚の基板上に構成するワンボード方式を採用。信号の劣化を最小限に抑え、クリアな再生を可能にしたという。

 2ミリの金属板上に真鍮製の支柱を設け、その上にメインボードを固定したほか、ブロック型ヒートシンクを搭載。振動の影響を最大限に抑制した。シャーシは剛性の高いFBシャーシを採用する。自動音場補正機能「D.C.A.C」を搭載することで、スピーカーとの距離と音量バランスを自動設定するほか、「エンジニア・リファレンス」や「フルフラット」「オールイコライザーオフ」などの音場設定も行える。

photo 「TA-F501」

 2chステレオのほか、ドルビーデジタル/DTS/MPEG-2 AACのサラウンドフォーマットにも対応する。これらのサラウンドフォーマットは一度マルチチャンネルにデコードされた後、ステレオ信号にダウンミックスされて出力される。定格出力は50ワット×2(6オーム)、サイズは280(高さ)×111(奥行き)×286(高さ)ミリ、約4.6キロ。

 SACDプレーヤー「SCD-X501」は、D/Aコンバーターに1つのIC内に複数のD/Aコンバーターを搭載し、ひずみ補正とデジタルの伊豆の発生を抑制するを行う「スーパーオーディオD/Aコンバーター」を搭載する。また、オーディオ専用のマスタークロックをD/Aコンバーターの至近に配置することで、明確な定位感と広大な空気感を出現させる。

photo 「SCD-X501」

 シャーシは2ミリの金属ベースを使用したFBシャーシを使用するほか、各パーツにも音質的に厳選されたパーツを利用することで、SACSの情報量と透明感をいかすとという。出力インタフェースには2chステレオのほか、5.1chマルチサラウンドも用意されている。サイズは280(幅)×111(高さ)×267(奥行き)ミリ、約3.9キロ。

 ブックシェルフスピーカー「SS-K10DE」は2.5センチドームと12センチウーファーを組み合わせた2ウェイ構成。トゥイーターにはカーボン・グラファイト・コンポジット振動板を利用し、70kHzを超える高域再生を可能としたほか、ウーファーにもアラミド繊維の振動板を採用、高速なレスポンスと微弱信号に対する正確な応答を実現した。

photo 「SS-K10DE」

 「曲げ木」の技術を使ったユニークな形状のキャビネットは、内部の定在波を最小化するほか、音の屈折による波形の乱れを防ぎ、クリアな音を実現する。また、キャビネットの板を曲げることによって剛性も確保されており、むだな響きが低減されている。サイズは194(幅)×348(高さ)×282(奥行き)、約4.9キロ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.