ITmedia NEWS >

顔認識や高感度機能がついたハイエンドサイバーショット――ソニー「DSC-T100」レビュー(2/5 ページ)

» 2007年03月01日 08時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

“クロスメディアバー式”インタフェースに注目

 実は今回のサイバーショットで一番の注目点ではないかと思うのが、ユーザーインタフェースの一新だ。プレイステーション3やスゴ録、BRAVIAなどで採用されたクロスメディアバー(XMB)のデザインをサイバーショットに持ち込んだのだ。

背面は液晶モニターが大きい割に右側にスペースが確保されている。円形の十字キーはさすがに両側がカットされているが。十字キーの下にあるHOMEボタンが今回のポイント。画面は再生モードだが、せっかくユーザーインタフェースを一新したのに、「モドル」「オンリョウ」など表記がカタカナなのは残念
HOMEボタンで出てくるクロスメディアバー風のメニュー。上下左右の操作で目的の機能を選ぶ。これは撮影モード時
撮影時の画面。グリッド表示も可能だ。モニターが大きい上に視野角が広いのはよい
再生モードでは3つの項目が用意されている

 HOMEボタンを押すとクロスメディアバーのインタフェースとなり、左右のキーで「撮影モード」「再生」「メモリースティック」「設定」と基本的な作業を選び、上下のキーで下位の項目を決定する。

 例えば、「撮影モード」には、オート/プログラム/シーン/動画と4つあるし、「再生」には1枚再生/一覧表示/スライドショーと3つ用意されている。これは分かりやすくていい。

 各モード内でのメニューはMENUボタンで行う。

MENUデザインを一新したことで、メモリースティックのフォーマットや時計の設定と独立した項目にでき、設定も分かりやすくなった

 MENUのデザインも一新された。カラフルになり、分かりやすくなった。前時代的なユーザーインタフェースをひきずっていたこれまでのモデルに比べると大きな進化だ。

 ただ項目移動時にエフェクトがかかる分、ちょっとレスポンスは悪くなった。そこは微妙かも。

モードを切り替えると、画面に一瞬こんなガイドが表示される
MENUボタンを押すと細かい撮影設定ができる。メニューが大きく見やすくなった。それぞれの項目にガイドが付くのは便利

 メニューの内容は従来のサイバーショットを踏襲。ビビッドカラーも選べるカラーモード、ISO感度、露出補正、測光モード、フォーカス、ホワイトバランス、手ブレ補正といったところだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.