レビュー
» 2007年03月20日 08時00分 UPDATE

レビュー:安心さがウリの定番コンパクト機――キヤノン「IXY Digital 10」 (1/5)

キヤノンの「IXY Digital 10」は、値段も手ごろでオーソドックスな3倍ズーム機。奇をてらった機能はないが、オートで撮っても安心して使える非常に使い勝手のよい製品だ。

[荻窪圭,ITmedia]

 IXY Digitalには現在3つのシリーズがある。ひとつは“2ケタIXY”で、手ブレ補正はないがコンパクトで比較的安価なモデル。2番目は“3ケタIXY”でかつては1/2.5インチの大型液晶搭載ハイエンドモデルがそうだったが、今はボディはちょっと大きいが手ブレ補正機構がついたハイエンドなモデルだ。代表が“900IS”。その上が“4ケタIXY”。1/1.8インチCCDを搭載した1000万画素モデルである。「IXY Digital 1000」だ。

 まあ“2ケタIXY”なんて呼称は今思いついただけなんだが、大事なのはIXYには3つのラインナップがあり、2007年春に登場したのは小型軽量IXYの“2ケタIXY”の新製品である、ということ。

 それが、買いやすい価格でデザインにも凝った「IXY」を代表するモデル、「IXY Digital 10」である。

photophoto 「IXY Digital 10」シンプルでスクエアなボディでシルバーと黒のバランスがいい。鏡胴やズームレバーまで黒にするというこだわりがある

 一番変わったのはデザイン。ここ数年のIXYはいかに曲面をきれいに使うかをテーマにしたような丸みが主流だった。

 それが一転して、先祖返りをしたような矩形IXYである。全面フラットで四角くて、精悍で、小さい。APSフィルム時代の初代IXY的であり、カラーリングも、シルバーの単色だけではなく、ブラックとシルバーのツートンが用意されている。長く続いていた矩形と円の組み合わせというデザインコンセプトがさらに洗練されたといった風だ。

hi_DSC_6181.jpg 右下の角だけが面取りされているのに注目。ちょうど手のひらにカメラを乗せる場所なので、角が当たらないようにという細かい配慮だ

 全体にフラットでスクエアながら1カ所だけ、角が面取りしてある。右下である。グリップしたとき角が手のひらにあたって痛くならないようにという配慮のようだ。こういう細かいところまでデザインされているのがさすがである。

シンプルな3倍ズームで高感度にも対応

 基本的には、IXY Digital 10は奇をてらった機能を持たない、非常にオーソドックスな3倍ズームコンパクトだ。

photophoto 正面から。バランスの良い四角なのが分かる。レンズの上に光学ファインダーがあるのに注目。このサイズでありながら光学ファインダーが確保されている
photophoto 横から見ると凹凸がまったくないのが分かる。潔く四角くなった中に黒のラインが印象的。中央に見える金具はストラップ用

 既存モデルである「IXY Digital 70」と違うのは、その薄さ。2.3ミリ薄くなり、厚みが19.4ミリと2センチを切ってきた。

photo 上面から。上には電源とシャッターボタンとズームレバーがきれいに並んでいる

 レンズは35ミリ換算35〜105ミリ相当のオーソドックスな3倍ズームで、F2.9〜4.9。CCDは1/2.5インチで710万画素のものを採用している。前述したように手ブレ補正機構はないが、その分薄くて軽くて安くなっている。

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