レンズの動きもCaplio Rシリーズに比べるとスムーズで、ワンランク上を感じさせるデキだ。さらに別売りのアダプターとワイコンを付ければ19ミリ相当の超広角にもなる。
残念なのは薄さとクオリティを第一にしたためか、レンズカバーがないこと。レンズキャップを手で着脱しなければならないが、まあそれは大きな問題とはならないだろう。
ISO感度はISO80から1600。感度をあげると、無理なノイズリダクションを行わないのか、素直にノイズが乗ってくる感じだ。「AUTO-HI」モードを使えば通常のISO AUTOより高感度まで自動的に合わせてくれるが、絵を見た感じでは常用できるのはISO400までといったところか。
AFはパッシブAFとコントラスト検出AFの兼用。通常のAFでは両方を使ってAF速度を上げる。マクロモードではコントラスト検出AFのみになりAF速度は落ちるが精度が上がるし、AFターゲット移動機能で構図上の任意の位置にピントを合わせられる。
マクロ時も無限遠までフォーカスを合わせてくれるため、通常の撮影でもマクロモードにすればAFターゲット移動を使った高精度なピント合わせが可能だ(その分AFは遅くなるので動く被写体には使えないが)。GX100で動く被写体を追うというケースは少ないと思うので、マクロモードを上手に使いたい。
画像サイズは4:3の1000万画素(3648×2736)だが、3:2のモードに加え、新たに1:1のスクエアが追加された。左右を切り取った2736×2736ピクセルだが、正方形で撮るという構図も新鮮で面白い。
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