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» 2007年05月01日 15時09分 UPDATE

橘十徳の「自腹ですがなにか?」第2回:風呂上がりの悲劇を防ぐ最終兵器――急速冷却器「カンキューレ」 (1/2)

ワタクシ、大のビール党である。ビールはたいてい箱買いしてくるのだが、ズボラなので、たまに冷蔵庫に入れ忘れてしまう。風呂上がりにこの「入れ忘れ」に気付いたときなどは悲惨だ。というわけで、今回は急速冷却器を購入した。

[橘十徳,ITmedia]

 もうかなり前の話になるが、缶飲料の“急速冷却器”というものが貰えるプレゼントキャンペーンを、某ビールメーカーが開催したことがある。常温で保存しておいたビール缶も、これを使えばアラ不思議、たちまちキンキンに冷えた状態にしてしまうという恐るべき器具である。

 簡単に言えば、缶の周りに氷を置いてグルグルと回して冷やすだけの器具なのだが、自分にはかなり画期的なすばらしい商品に思えた。

 なぜかというと実はワタクシ、酒の席でもひたすらビールばかり飲んでいる大のビール党である。当然、家にもビール缶が何本かストックしてあるのだが、箱でまとめ買いしたビールを、ズボラなのでたまに冷蔵庫に入れ忘れてしまうことがある。

 風呂上がりにこの「入れ忘れ」に気付いたときなどは悲惨だ。急いで冷凍庫で冷やそうとしても、そんなにすぐに冷えるわけではない。その挙げ句に、最もビールが旨く感じられる偉大な瞬間を逃してしまうわけだ。これはなんというか、もうその日は二度と立ち直れなくなるほどのすさまじい敗北感である。

通販サイトで瞬間冷却器を発見

 そんな悲劇を繰り返さないためにも急速冷却器をぜひともゲットしたかったのだが、いかんせん相手が悪かった。キャンペーンを開催していたのは、味覚的に自分の苦手なビールメーカーだったからだ。これはもう舌の好みによるものなので仕方ない。賞品をゲットするためには、そのメーカーのビールを何十本も買って、缶に貼ってあるシールを集める必要がある。しかしキャンペーンのために好きでもない銘柄を毎日飲むなんてことはどうしても耐えられず、結局泣く泣くあきらめた。ほろ苦い思い出である。

 ところが最近になって、そのキャンペーン賞品と同じようなものがインターネットの通販サイトで売られているのを発見した。「電動式カンキューレ」という製品である。商品紹介のWebサイトなどはとくに用意されていないが、製品名で検索すればあちこちのショップで売っているので調べていただきたい。値段はだいたい1500円くらいだ。

photo 「電動式カンキューレ」。セット内容は、缶の収納部とギアボックス、蓋、仕切り板の4点からなる本体と、単三形アルカリ乾電池2本

 ただし、筆者はこれの未使用新品をヤフオクでわずか600円で手に入れた。送料や手数料も含めても、市販のものより700〜800円くらいは得をしたわけだ。なんせ自腹なのだ。わずか数百円すら惜しむのが、庶民としての正しい姿勢である。暇な人はぜひネットオークションをチェックしていただきたい。

使用にあたっては氷が必要

 さて、ほかに入札者もいない状態でいとも簡単に落札できてしまったこの商品は、すぐに郵送されてきた。店頭に箱のまま置いても映えるようなカラー写真を多用したパッケージで、箱の横面には使用方法の手順が説明されている。もしやと思ったが、パッケージを開けてみると説明書が入っていなかった。実に潔いコストダウンである。しかしその一方で、電源となる単三形のアルカリ乾電池2本は同梱されている。商品の性格上、オートキャンプなどで使うこともあるだろうから、買ってすぐに使えるという点ではなかなか親切だ。

photo 使い方の手順が書かれたパッケージ。中には説明書はなし

 ただしこの機器は、電池があればそれでいいというわけではない。ほかにもう1つ、なくてはならない重要なものがある。“氷”だ。当然ながらこの器具は氷を入れて初めて意味がある代物で、ただビール缶を入れて動かしただけではなにも起こらない。しかも説明書きには、氷を入れないで使うとギアの破損のおそれがある、とまで書いてある。アウトドアで使う場合は、コンビニなどに立ち寄って氷を調達しておく必要があるので要注意だ。

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