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カロッツェリア、6.1chサラウンド対応のフラグシップカーDVD

» 2007年05月09日 15時32分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは5月9日、車載用DVDプレーヤー「AVH-P900DVA」をはじめとするカーAV製品3機種を発表した。AVH-P900DVAは、6.1chサラウンドや2chステレオの高音質再生が可能なフラグシップモデルだ。5月下旬から順次発売する。

型番 概要 価格 発売時期
AVH-P900DVA 6.1chシステム対応のCD/DVD/チューナー搭載メインユニット。7型ワイドVGAインダッシュモニターを内蔵 23万1000円 5月下旬
DVH-P520 CD/DVD/チューナー対応メインユニット 4万4100円 5月下旬
TVM-W70 7型ワイドモニター 4万4100円 5月下旬

「AVH-P900DVA」

photo 「AVH-P900DVA」

 「AVH-P900DVA」は、インダッシュ式の7型ワイドモニター(VGA解像度)を搭載したカーDVDユニット。DVDドライブは、DVDビデオやCD/VCDにくわえ、地上デジタル放送などを録画したDVD-R/-RW(VRモード)も再生可能。MP3やWMA、AAC(iTunesでエンコードしたAACファイル)、DivXなどを収録したDVD-R/-RWの再生にも対応した。

 内蔵デコーダーは、ドルビーデジタル、ドルビープロロジックII、DTS、リニアPCM、ドルビーデジタルEX、DTS 96/24、DTS-ES、DTS Neo6、MPEG-2 AACをサポート。8chアンプ(各50ワット)を内蔵しており、スピーカーを追加するだけでサラウンドシステムが出来上がる。TVチューナーは搭載していないが、別売の地上デジタルテレビチューナー「GEX-P09DTV」「GEX-P07DTV」やワンセグチューナー「GEX-P01DTV」、およびアナログ地上波チューナー「GEX-P03TV」を接続可能だ。

 音場設定も同機の特徴。「2chモード」と「マルチチャンネルモード(6.1ch)」を搭載し、2つのモードを独立して調整が可能だ。ソースごとにどちらで再生するかを任意に設定できるほか、車内の音場設定を容易にする「オートタイムアライメント&オートイコライザー(6.1ch/2ch)」も搭載している。

 このほか、別売のサイバーナビ「AVIC-H099」との連携も可能。接続すると、地図画面をAVH-P900DVAのモニターに表示してタッチパネル操作が行えるほか、ナビ画面とAV画面を同時に表示する「P side P」あるいは「P in P」も可能になる。

DVH-P520

photo 「DVH-P520」

 DVH-P520は、モニターが別売の単体カーDVDユニット。AVH-P900DVAと同様、VRモード記録したDVD-R/-RW(CPRM対応)メディアを再生できるほか、MP3/WMAなどの圧縮音楽、DivX動画の再生も行える。別売の5.1ch対応DSPメインユニット「DEQ-P9」と組み合わせれば、5.1chカーシアターシステムに発展する。

 内蔵アンプは、50ワット×4ch。別売のiPodアダプタ「CD-IB10 II」やBluetoothアダプタ「CD-BTB10」、USBアダプタ「CD-UB10」の接続に対応するほか、バックカメラ入力端子も備えた。

TVM-W70

photo 「TVM-W70」

 TVM-W70は、単体の7型ワイドモニター。2系統の入力端子にくわえ、1系統の出力端子を備えており、マルチリアモニターシステムへの発展も可能だ。別売のリアモニター用リモコンを使い、同社製カーナビのAV機能を後部座席から操作できる「フロントリンク機能」にも対応している。

 外形寸法は178(幅)×118(高さ)×32(厚さ)ミリ。重量は約480グラム。

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