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第72回 旅行と記録と記憶の関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/4 ページ)

» 2007年05月10日 02時14分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 「記憶」は絶景であったり、楽しそうな同行者の顔だったり、そこで見つけた小物だったり、とにかく目に付いたもの。現地の人にはなんてことないものでも、旅行者には新鮮だったりする。自分が新鮮に思ったら撮っておくべし。

船着き場に到着
船着き場で見たクラゲ
船着き場全景

 こんな感じで、「どんな様子だったか分かる」全景と、面白いと思ったディテールの両方を押さえていくと、あとで見返すとき楽しいのだ。

 パンフレットや街に設置してある案内板も一緒に撮っておくと、あとで「この建物はなんだっけ」とか「ここはどういうところだっけ」というとき役立つ。

 現地に着いたとき最初にこういうのを押さえておくといい。現地でのメモにもなる。「次にどこを回ろう」と思ったときに便利なのだ。

今回訪れた鞆の浦(とものうら)の地図

 地図があると、港の風景もどの辺で撮ったかがすぐに思い出せる。

 今回訪れた鞆の浦は、1000年以上昔から潮待ちの港として栄えた古い街であり、古い街並みがそのまま残っているのが良さのひとつ。

港の様子を広角(一眼レフ+広角レンズ)で撮ったもの(左)と、望遠(一眼レフ+望遠レンズ)で撮ったもの(右)
こういう解説板は重要

 狭い路地と古い家。街並みを撮ってみよう。

目の高さで普通に撮ったもの(左)と、しゃがんで低い位置から撮ったもの(右)

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