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ビクター、フルハイビジョン&進化した120Hz駆動の倍速“EXE”発表HDMI Ver.1.3aも搭載(1/2 ページ)

» 2007年05月24日 11時23分 公開
[ITmedia]

 日本ビクターは5月24日、120Hz駆動をフルハイビジョン解像度で実現した大型液晶テレビ“EXE”(エグゼ)「LH805」シリーズ3モデルを発表した。37V型、42V型、47V型の3サイズをラインアップ。6月下旬から8月上旬にかけて順次発売する予定だ。

photophotophoto 「LH805」シリーズ(左から47V型、45V型、37V型)。画面周囲のフレームが細い「スリムエアリーフレームデザイン」を採用した
型番 LT-47LH805 LT-42LH805 LT-37LH805
画面サイズ 47V型 42V型 37V型
発売日 6月下旬 8月上旬
価格(店頭想定価格) 53万円前後 45万円前後 35万円前後
価格はオープンプライス

 全モデルに1920×1080ピクセルのフルハイビジョンパネルと120Hz駆動技術を投入した。倍速技術のフルハイビジョン化にあたり、新たにLSI(倍速フルハイビジョン対応ドライバー)を起こして映像エンジン「倍速GENESSA」に搭載。予測生成アルゴリズムを進化させている。たとえば、従来は中間フレーム生成時に映像の中で動く物体の周囲1600画素の情報を利用していたが、今回は約5倍にあたる前後8000画素以上に拡大し、「より正確な120コマ映像を作り出す」(同社)という。

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photo 「倍速GENESSA」

 新製品では、このをIPS(In-Plane-Switching)方式の10bitパネルと組み合わせて動画ボケの改善と色再現性の向上を図った。色再現性に関しては、10bitパネル採用によりNTSC比で約85%から約102%へ拡大したほか、横から見ても色ズレが少ない自然な映像を表現できるとしている。

 3つのHDMI端子は、最新のver.1.3aに対応。レコーダーなどの周辺機器を制御できるHDMI CEC(HDMIコントロール)機能をサポートする。さらにDLNAガイドライン1.0準拠のネットワーク機能や内蔵スピーカーの音質を高める「Maxx Audio」など、多くの新機能を盛り込んだ。なお、HMDIコントロールに関しては、パナソニックの「DIGA」をはじめ他社製品との互換性を検証中だという。

photophotophoto 10bitパネルの概要(左)。入出力端子群。HDMIなどは背面中央に、アナログ入出力端子は側面に配置されている
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