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スティーブン・スピルバーグとロバート・ゼメキスが製作総指揮を務めたフルCGアニメーション「モンスター・ハウス」が、6月20日に2枚組デラックス・コレクターズ・エディションとしてDVD化される。
特典はギル・ケナン監督はじめスタッフが参加した音声解説、少女が三輪車で走り回るオープニング映像の制作過程を追った“「オープニングシーン」ができるまで”、CG制作や臨場感あふれるカメラワークの裏側、撮影の舞台裏に迫ったメイキング、オリジナル劇場予告編集などを収録。なお、Blu-ray Disc版も同時リリース。DVDと同様の特典を収録し、価格は4980円。
好奇心旺盛な12歳の少年DJは、怪しい向かいの家が気になり、毎日のように望遠鏡で監視していた。その家には、敷地に入る人間を執拗に追い回す偏屈な老人ネバークラッカーがひとり暮らしをしていた。
ハロウィンの前日。向かいの家の敷地に入ったボールを拾うためDJが庭に入ると、激怒したネバークラッカーが現れる。ところが、彼は心臓発作で倒れ、救急車で運ばれてしまう。責任を感じたDJだが、無人のはずの向かいの家から何と電話がかかってくる。親友のチャウダーと共に、その家に“潜入捜査”を試みるが……。
もしも不気味な家が生きていて、あらゆる物を飲みつくし、人間さえも食べてしまったら? 誰もが子供時代に考えたことがありそうな「もしも」を映像化したファンタジー。実写では生きている家を表現することが不可能だとして、ゼメキス監督作「ポーラー・エクスプレス」で開発されたパフォーマンス・キャプチャーを全編に使用。これによってキャラクターの表情と動きがリアルに仕上がっている。
怖い家の住人ネバークラッカーの声を「ファーゴ」「モンスターズ・インク」のスティーブ・ブシェーミが担当するほか、「主人公は僕だった」のマギー・ギレンホール、「バス男」のジョン・へダーら声優陣もクセ者ぞろい。
スピルバーグらしく郊外の住宅地に住む少年の物語であって、ゼメキスらしくワクワクドキドキのB級ホラー仕立て。でも、なぜこの家がモンスター化したかが明かされる後半は、ちょっぴり物悲しい。
アカデミー賞長編アニメ賞やアニー賞などにノミネート。童心を失っていない“映画マニア”コンビが作った野心作。この巨匠たちの作品を見て育った大人たちにこそ、ぜひおススメしたい!自由自在に歩き回るモンスター・ハウスは、むしろ大人の目に楽しいはずだから。
関連サイト:http://www.sonypictures.jp/homevideo/monsterhouse/index.html(公式サイト)
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