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バイ・デザイン、4つのHDMI端子を備えた42型液晶テレビ来春には120Hz駆動モデルが登場?(2/2 ページ)

» 2007年06月15日 16時50分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 2003年6月16日の設立以来、明日で丸4年となるバイ・デザイン。自社工場を持たず、企画・設計だけを手がけるファブレスメーカーながら、日米欧に展開しているスケールメリットを生かした大胆な価格戦略でここ3年間は売上も右肩上がり。10型以上のテレビ(液晶、プラズマ)では販売台数ベースのシェアで国内8位に食い込んでいる。

 「このポジションを5位程度にまで上げるのが当面の目標だ。今後はさらなる大型化を進め、液晶テレビは52型、プラズマは63型を年末までに発売する。どちらもびっくりするような価格を打ち出し、大型テレビ市場を牽引していきたい」(伊豆田氏)。

photophoto 同社取締役 国内統括兼マーケティング本部長の伊豆田伸吾氏とバイ・デザインの売上推移

 また、26V型以上の大型タイプについてはデジタル3波チューナーの採用を進めるほか、来年の春を目標に120Hzの倍速駆動技術やxvYCCにも対応する方針だという。同社取締役技術本部長の多治見淑高氏によると、「現在は大手メーカー各社が独自に開発しているため、われわれが入手できるのはサンプルレベルでしかない。しかし、倍速駆動パネルやHDMI 1.3の対応チップが部材として流通する段階になった時点で積極的に取り込む。タイミングは、来年の春と見込んでいる」。

photophoto 新製品計画(左)と同社の販売パートナー一覧(右)

 一方のDVDプレーヤー内蔵タイプでは22型と26型を追加するほか、デジタルチューナー搭載機もラインアップに加える予定だ。なお、有機ELなどの次世代ディスレイに関しては、「飯塚社長は『買ってでも作れ』と言っている。やる気はあるが、具体的な計画はない状況」(伊豆田氏)と話していた。

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