というようにお勧めモデルは、最上級機かそれに準ずる製品となった。これはHDD容量ができるだけ大きいものを選択したことと、i.Link出力の有無によって自然に絞られた格好だ。
実売価格はほとんどが10万円を上まわるが、長く使えるものを選択しようとするとそれなりの値段になるのは致し方ないのかもしれない。逆にいえば、安価なDVD/HDDレコーダーは将来性に乏しく、“その場しのぎ”になる可能性が高いとも言える。
現在はハイビジョンディスクへの過渡期かもしれないが、だからこそ内容のしっかりした製品を選ぶことが、最終的には「得をする買い物」となってくれる。そのあたりを充分考慮して、自分にもっと似合う1台を選んで欲しい。
ちなみに今回紹介したDVD/HDDレコーダーに数万円を上乗せすれば、Blu-ray DiscもしくはHD DVDのハイビジョンドライブを搭載したHDDレコーダーが購入できる。その+αがそれほど大金だと思わない人は、是非ともこちらを選んでほしい。
便利さと将来性においては、これら製品の方が圧倒的に有利だからだ。ただしBlu-ray DiscにするかHD DVDにするかは、大変悩ましい。現時点ではBlu-ray Disc優勢という見方もあるが、こういったフォーマット争いは何がきっかけでシェアが大きく変化するか分かったものではない。どちらを選んでも後悔しないよう、実機にしっかり触れて好みのモデルを選択して欲しい。こちらもお勧めモデルをチョイスしておこう。ちなみに選択基準は、これまでの述べてきた条件からHDD容量を除いた内容とした。
先日発表されたばかりのHD DVDドライブ搭載HDDレコーダー。上位モデルが存在するためにこちらはHDDが300Gバイトと少なめだが(上位モデルは600GバイトのHDDを搭載する)、HD DVDにムーブできるため大きな問題とはならないだろう。
i.Link入出力を使いVARDIAの対応機種とコピーワンス番組の相互移動が可能なほか、対応RDシリーズからのムーブもできる(ただしD-VHSなどと同じリアルタイム移動)。操作系はRD-S600をさらにブラッシュアップした印象で、同社ならではの編集機能も健在。1080p対応なので、HD DVDプレイヤーとしても大いに役立ちそう。
Blu-ray Discドライブを搭載した“ブルーレイ ディーガ”。下位モデルのBW100がシングルデジタルチューナーであることに加え、i.Link端子を持たないためにこちらをピックアップ。
片面2層ディスクで50Gバイトもの容量を持つため、ディスク1枚に約6時間のハイビジョン放送(地上デジタル放送の場合)を録画できる。またHDDからBlu-ray Discへのダビングも約4倍速を実現。簡単毎週予約やおまかせダビングなど、便利機能はDVD/HDDレコーダーで好評を博したものはほぼ継承されている。
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