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ペンタックス、ゴミ除去機能を備えた「K100D Super」

» 2007年06月28日 10時13分 公開
[ITmedia]

 ペンタックスは6月28日、デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K100D Super」を7月12日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、ボディのみの実売想定価格は7万円台半ば。ズームレンズ「smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6 AL」をセットにした「レンズキット」が9万円前後。

photo 「K100D Super」。K100Dからは製品ロゴのほか左手側滑り止めの色が変更されている

 新製品は2006年5月に発表された「K100D」をベースに開発されたスタンダードクラスのデジタル一眼レフカメラ。高機能な上位機種「K10D」(レビュー)が搭載しているゴミ除去機能「DR」(Dust Removal)を新たに備えたほか、超音波モーター内蔵のSDMレンズにも対応し、SDMレンズを装着すると自動的にSDMによるAF方式に切り替わる。K100Dではファームアップの必要があったSDHCメモリーカードにも標準対応した。

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 そのほかの主なスペックはK100Dと変わらず、有効約610万画素CCD(23.5×15.7ミリ)を搭載。ジャイロで検知した手ブレに応じて永久磁石とコイルを使用した機構によりCCDを駆動し手ブレを軽減する手ブレ補正機能「SR」(Shake Reduction)をボディ側に備えている。補正効果は約2〜3.5段分。

 CCD表面にはフッ素系物質によるSP(SuperProtect)コーティングが施されており、ゴミなどが付着しにくい構造になっているほか、新搭載のDRは撮像素子そのものを振動させることで、付着してしまったゴミなどをふるい落とすことができる。

 クラス最高レベルのISO3200相当までの高感度撮影が可能。AFには11点測距ワイドAFセンサー(SAFOX VIII、中央部は9点クロスタイプ)を搭載しており、ファインダー周辺の被写体にもピントをあわせられる。カメラが最適な設定を自動設定する「オートピクチャーモード」のほか、6つのピクチャーモード/8つのシーンモードも用意されている。

 2.5インチの背面液晶は上下左右約140度の視野を持つ高視野角タイプ。撮影した画像は12倍までの再生表示を行えるためピント確認なども容易に行える。ファインダーは軽量のペンタミラー方式で、像倍率0.85倍/視野角96%を実現している。

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 単三形電池4本(リチウム乾電池/ニッケル水素充電池/アルカリ乾電池/)またはCR-V3リチウム電池2本を利用し、CR-V3利用時の撮影可能枚数は730枚(ストロボ発光無し)/630枚(ストロボ50パーセント発光時)。本体サイズは129.5(幅)×92.5(高さ)×70(厚さ)ミリ、570グラム(本体のみ)。

 パッケージには1GバイトのSDメモリーカードとアルチザン&アーティストとのコラボレーションストラップ、ペンタックスストラップ、画像閲覧ソフト「PENTAX PHOTO Browser 3」 (バージョン3.10)、RAW展開ソフト「PENTAX PHOTO Laboratory 3」 (バージョン3.10)が付属する。レンズセットにはこれらに加えて、三洋電機の充電池「エネループ」(単三形×4、充電器)も付属する。

photo レンズキットには充電池「エネループ」も付属する

 同時にストロボ「PENTAX AF200FG」も発表された。ガイドナンバー20の小型ストロボで、価格は1万8900円。背面ダイヤルを回すだけでモードや光量設定が行えるシンプルなタイプだが、マニュアル/TTLのほかプリ発光をカメラ側で分割測光するP-TTL調光も行える。発光間隔は約4秒、アルカリ電池使用時の発光回数は約300回(フル発光)。サイズは68(幅)×83.5(高さ)×93(奥行き)ミリ、190グラム(電池別)。

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