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夏ボーナス、何か買いました?+D Voice

» 2007年07月02日 22時02分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 毎度お馴染みお手軽アンケートツール「QuickPoll」。今回は6月中旬の投票スタートと言うことで、“もうすぐ夏ボーナス、何を買う?”というお題でどういった製品ジャンルへの関心が強いか調査してみた。

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 結果はご覧の通り。「大画面テレビ」「フルHDプロジェクター」「次世代DVD/HDDレコーダー」「デジタル一眼レフ」とボーナス購入にふさわしいと思われる比較的高価な製品を選択肢として用意したが、どれにも該当しない「貯金」が6割以上という圧倒的な支持を集めた。いやはや、実に皆さん堅実だ。

 4つ用意した製品ジャンルに順位を付けると「大画面テレビ」「次世代DVD/HDDレコーダー」「デジタル一眼レフ」「フルHDプロジェクター」となるのだが、「大画面テレビ」が13%の支持を得た以外はどんぐりの背比べ。昨年ほどの新製品ラッシュはないものの、依然として大画面テレビへの需要は他製品に比べて強いようだ。

 ただ、市場全体を見渡してみると、今夏のタイミングで登場した新製品の数そのものがあまり多くなく、「買うべきもの」が見あたらないという現状もある。一昨年はDVD/HDDレコーダー、去年はフルHD対応液晶テレビが各社から一挙に登場したが、今夏にはそれらしい製品ジャンルが見あたらない。シャープは“業界最薄”AQUOSの発表会で「買い換え需要も狙う」としていたが、これも市場の成熟を示す事柄のひとつと言えそうだ。

 周りを見渡してみても、今夏に大きな買い物をした/する予定という話は聞かないし、筆者もそのひとりだ。液晶テレビはちょうど去年のこの時期に購入してしまったので、あえて言うならばDVDドライブに書き込みエラーが頻発するようになったDVD/HDDレコーダーなのだが、コピーワンスがどうなるかハッキリした解答が見えていない以上、どんな製品を買っても“その場つなぎ”になる可能性がある。そこがハッキリしない限り、レコーダーはどんな魅力的な価格やスペックを持った製品が登場しても、個人的には購入できないと思っている。

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 そうなるとちょっと魅力的に思えるのがプレイステーション3だ。言わずと知れた家庭用ゲーム機だが、麻倉氏も「AVファン的にはPS3はゲーム機ではなく、ハイエンドプレーヤーとして見るべき」というほど。登場時からSACDの再生能力は注目されていたが、最近のアップデートではさらに改善が進められたという。

 これまでプレーヤーがなく自宅でSACDを楽しむことはなかったが、PS3なら6万円弱とさほど大きな額ではない出費でSACDからBlu-ray Discまで楽しめる。CellのパワーをいかしたDVDのアップスケールも評判を聞く限りでは期待できそう。ゲーム機として使うシーンを自宅では想像しにくいのだが、こうした買い方もイイんじゃないかと思う。

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