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キヤノン、「EOS Digital」の操作性を備えたフォトストレージ

» 2007年07月11日 17時32分 公開
[ITmedia]
photo 「MEDIA STORAGE M80」

 キヤノンマーケティングジャパンは7月11日、フォトストレージ「MEDIA STORAGE M80」を7月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は8万円前後。

 80GバイトのHDDと3.7インチ(解像度は640×480ピクセル)のTFT液晶を搭載したフォトストレージ。「MENU」や「INFO」ボタンを液晶左、選択/決定キーを液晶右に配置する、デジタル一眼レフカメラ「EOS Digital」シリーズと共通化したボタンレイアウトを備えており、使い慣れたカメラを操作する感覚で操作できる。

 液晶画面にはJPEG/TIFF/RAWの静止画ファイルが表示でき、RAWについてはEOS-1Ds Mark II/EOS-1D Mark III/EOS-1D Mark II N/EOS-1D Mark II/EOS 5D/EOS 30D/EOS 20D/EOS 10D/EOS D60/EOS D30/EOS Kiss Digital X/EOS Kiss Digital N/EOS Kiss Digital/PowerShot G6/PowerShot S70/PowerShot S60の各製品で記録されたファイルを表示可能だ。

 液晶の輝度は280カンデラ/平方メートルと明るく、視野角も上下左右160度と十分に確保されており、屋外での視認性に高い。画面の拡大/縦横自動回転/一覧表示/スライドショー機能も備えている。シャッタースピードやISO感度、ホワイトバランスなどの詳細情報を表示させることもできる。

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 フル充電時には約40Gバイト分のバックアップ(コンパクトフラッシュ利用時)が行えるほか、バッテリーと充電器はEOS 5D/30Dと共通化されており、EOS 5D/30Dユーザーならば機材が流用できる。PictBridgeにも対応しており、本製品とプリンターを直接接続しての写真印刷も行える。

 ボディにはマグネシウム合金を使用するほか、HDDはゴム製カバーを装着することで耐衝撃性を高めている。MP3/WAV/MotionJPEG/MPEG-1/MPEG-2/MPEG-4の各メディアファイルの再生能力も備えるほか、PC接続時には外付けHDDとしての利用もできる。

 コンパクトフラッシュカードスロット(TYPE I/II対応)とSDメモリーカードスロット、USB(MiniB)をそれぞれ1つ備えており、コンパクトフラッシュ(TYPEI/II準拠、8Gバイトまで)、マイクロドライブ、SD/SDHCメモリーカード、MMCの各メディアに対応する。本体サイズは139.5(幅)×80.5(高さ)×33.5(奥行き)ミリ、約370グラム(電池含む)。

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