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ボディも機能も“スマート”な――LUMIX「DMC-FX33」

» 2007年07月24日 15時16分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は7月24日、LUMIXシリーズのコンパクトデジタルカメラ「DMC-FX33」を8月25日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万3000円前後。

photo DMC-FX33

 新製品は2007年1月に“お嬢様カメラ”として発表されたDMC-FX30の後継機。全4色だった従来機に対し、FX33はプレシャスシルバー/ショコラブラウン/カクテルピンク/シェルホワイト/コスモブルーの5色を展開する。

 94.9(幅)×51.9(高さ)×22.0(奥行き)ミリ・約154グラムと小型軽量なボディには、同時に発表された「DMC-FX55」(サイズは94.9×57.1×22.8ミリ)とほぼ同等の基本性能を詰め込んだ。ただし、背面液晶だけはDMC-FX55の3インチに対して、本製品は2.5インチとやや小さくなってしまっている。

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 DMC-FX33も搭載していた「トリプル手ブレ補正」に加え、新搭載の「自動シーン判別」「顔認識」「クイックAF」という4要素からなる「おまかせiA(インテリジェント・オート)」を新たに搭載。“究極のカンタンさを追求した”という。

 撮影時に「おまかせiA」を選択しておくと、被写体との距離や明るさなどの情報をもとにカメラが自動でシーンモードを選択する「自動シーン判別」が機能し、「i人物」「iマクロ」「i風景」「i夜景」「i夜景&人物」および「標準(動き認識)」の各シーンモードから撮影に適したものを選び出す。

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 また、この状態では最大15人までの顔を認識、自動的に追尾する顔認識機能や、半押しなしでもピントがあうクイックAFも機能する。クイックAFはカメラがジャイロセンサーの情報から使用者がカメラを構えたかを予測し、シャッターボタンが押される前から自動でピントをあわせるため、いきなりシャッターを切ってもピントのあった写真が撮れる。被写体の動きを感知してISO感度を自動選択する「インテリジェントISO感度」も搭載し、ISO1600〜6400の新高感度モードも備えた。

 レンズは光学3.6倍ズームのライカDC VARIO-ELMARIT(バリオ・エルマリート)で、焦点距離は28〜100ミリ相当(35ミリ換算)。最大5.7倍のデジタルズーム「EX光学ズーム」も搭載する。

 写真をカテゴリーに分類してスライドショーが楽しめる「カテゴリー再生」や、写真にタイトルを入力できる「タイトル編集機能」などの機能も用意されている。記録メディアはSD/SDHCメモリーカードとマルチメディアカード(静止画のみ対応)。約27Mバイトの内蔵メモリも搭載する。撮影可能枚数は約280枚(CIPA基準)。

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