ITmedia NEWS >

髪も肌もキレイに――松下が「ナノケア」新シリーズを発表きれいなおねえさん登場

» 2007年08月21日 19時15分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 ナショナルウェルネスマーケティング本部は8月21日、「ナノケア」シリーズの新製品3機種を発表した。「ドライヤー」「イオンスチーマー」にくわえ、今回から「くるくるドライヤー」をラインアップ。9月1日から順次販売する。

photophoto 発表会には“きれいなおねえさん”ことイメージキャラクターの仲間由紀恵さんも登場。「今年の夏はとても厳しいので、ナノケアでケアしてください」
photophotophoto ドライヤー、くるくるドライヤー、イオンスチーマー。ドライヤーはそれぞれ3つのカラーバリエーションがある
製品名 ドライヤー くるくるドライヤー イオンスチーマー
型番 EH5442 EH8522 EH2473
店頭想定価格 2万円前後 1万7000円前後 3万5000円前後
発売日 9月1日 11月1日 10月1日
価格はオープンプライス

 ナノケアは、水に高電圧をかけるとマイナス電荷を帯びた微細な霧になる現象(静電霧化)で生成されるnanoe(ナノイー)イオンを利用した美容器シリーズ。空気清浄機などの脱臭・除菌機能でも知られるnanoeイオンだが、弱酸性で髪や肌に優しい、マイナスイオンの1000倍という水分量(体積比)といった特性を利用してケア商品への応用も進めている。

photophoto

 たとえば、髪を弱酸性にして引き締めることでブラッシング時の損傷を抑え、洗髪やカラーリングの際にタンパク質の流出を防ぐ。「髪が傷んで開いたキューティクルは500ナノメートル程度の大きさ。対してnanoeイオンは約18ナノメートルと小さく髪の奥まで届く」(同社)。また地肌の余分な皮脂を親水性の高い成分に変成させるため洗髪時に水で流れやすくなる、あるいは地肌の水分量を整えてフケを抑えるといった効果も確認されているという。

 新製品の「ドライヤー」と「くるくるドライヤー」には、ペルチェ式のnanoeシステムを搭載。電極を小型紡錘電極にしたことで噴霧効率が上がり、nanoeの発生量が従来製品に比べて約20%アップした。またドライヤーには独自の「速乾ノズル」やnanoeシステムの動作状況が一目でわかる「nanoeランプ」などの機能を追加した。一方のくるくるドライヤーでは、グリップ部に「nanoeチャージ」を装備。グリップを握るだけで電位を安定させ、髪のまとりまりが良くなるという。

photophoto ドライヤーの小型紡錘電極(左)とnanoe(ナノイー)イオンが放出される様子(右)。ペルチェ素子で空気を冷やし、結露した水分に高い電圧をかけて微細な「nanoe」を生成する仕組みだ
photophoto 速乾ノズルのデモンストレーション。風の出口に壁を作って風圧を増すとともに、風速に強弱を持たせて髪を“揺らす”ことで乾燥スピードを30%アップする。同じファンを使用したドライヤーと比較すると差は歴然

イオンスチーマー

 イオンスチーマーは、スチームとミストによる温冷刺激を交互に与えることで、肌にハリと弾力を与えるスチーム式美顔器だ。従来機の「EH2471」は温刺激のみで、クールパター(低温ひきしめ機)をセットにした製品も存在したが、今回は「冷マイクロミスト」を搭載。一台で交互刺激による本格ケアを行えるようになった。

photophoto 電源オンから約30秒でスチームが出る

 温プラチナスチームは、内蔵するプラチナ触媒に高圧の電流を放電することで直径1〜5ナノメートルという微細なプラチナ微粒子(プラチナナノコロイド)を含むスチームを生成。蒸気に含ませて放出する。

 一方の冷マイクロミストは、直径約50ナノメートルの微細なミストと冷却風で肌を引き締める。温スチームとの温度差は約15℃。また冷却する前に水を加熱殺菌する点もポイントだという。

photophoto イオンスチーマーの構造と冷マイクロミストの効果。冷却後、2分間が経過しても顔全体の肌温度が低く保たれている

 また、美容の専門家と共同開発した3つの自動コース(美容プログラム)を搭載。温める/冷やすの組み合わせ時間を変えることで、さまざまな肌タイプに対応できるという。

 本体の外形寸法は139(幅)×221(高さ)×195(奥行き)ミリ。重量は約1.7キログラム。ノズルキャップや防水シートなどが付属する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.