言うまでもなくiPodは「ポータブルオーディオプレーヤー」と呼ばれる製品ジャンルに属する製品だ。しかし、大容量のHDD/フラッシュメモリを搭載し、指先ひとつで操作できるクリックホイールを備えるiPodは、数百、数千、数万という楽曲を手のひらに納めて自在に操れる、優れたジュークボックスとしての側面も併せ持つ。
そんなジュークボックスとしての魅力をより引き出せるのが、各社から販売されているスピーカーユニットだ。乾電池駆動も可能な携帯性に優れるコンパクトな製品から、ラジカセのように気軽に使える製品、iPodの音響特性までも考慮して高音質化をはかった製品まで多種多彩な製品が用意されており、iPodのサウンドを自室で、リビングでよりリラックスしながら楽しめる。
前々回のケース、前回のアクセサリーに引き続き、今回はスピーカーユニットを紹介していこう。
ドーナツを連想させるユニークな独特の形状から本格的なサウンドを奏でる「JBL radial」の兄弟機が、ハーマンインターナショナルの「JBL radial micro」。サブウーファーを省略した2ch構成となっているが(JBL radialは2.1ch構成)、ドライバーは独自開発の25ミリフルレンジドライバー「Odyssey」を4基搭載、ネオジウムマグネットやアルミコーンを採用することで、60Hz〜20KHzというワイドレンジサウンドを再生する。カラーはブラックとホワイトの2色。リモコンも付属する。
側面にハンドルを設置したデザインばかりに目が行くが、トータルバランスのよさに注目したいのがロジテックの「LDS-Ri500WH」だ。ティアックがチューニングを行った65ミリドライバーや左右独立式バスレフポートで音質を高めているほか、AM/FMチューナーや単三形乾電池による電池駆動、iPodの充電・同期機能などを備えており、室内はもちろん、屋外でも活用できる汎用性の高さが特徴だ。ブラックの「LDS-Ri500BK」も用意。
クリエイティブメディアといえば「Zen」などiPodのライバル製品を手がけるメーカーだが、「Made for iPod」認証を得たiPod用スピーカーシステムも用意している。「PlayDock i500」もそのひとつで、コンパクトなボディに24ワットのサブウーファーを搭載することで迫力ある低音を再生する。低音再生については効き具合のコントロールが可能なバスコントロール機能も装備。単二形乾電池でも駆動するためキャンプなどアウトドアに持ち出すことも可能だ。
ハーマンインターナショナルの「JBL radial」は先に紹介した「JBL radial micro」の“お兄さん”。搭載するドライバーは同じく「Odyssey」だが、低音再生専用ユニットとして「Hercules ネオジウムドライバー」を搭載しており、ボディ容量も余裕があるためにより豊かな低音再生が期待できる。アンプは合計60ワット(中高域15ワット×2、低域30ワット)。ドーナツ状筐体の両サイドに4つのドライバーを配置することで水平方向への最適化が行われており、室内のどこにいても豊かなサウンドを楽しめるように配慮されている。
ロジクールの「AudioStation Express Portable Speakers for iPod」(AS-50EX)は、メタルグリルを採用した堅牢感あふれるデザインが魅力的な製品。2つの6.5センチドライバーとバスレフポートがダイナミックなサウンドを実現する。付属リモコンを未使用時に、本体背面のスロットに収納できるのはうれしい配慮だ。ACアダプタまたは単三形乾電池6本で駆動し、AC電源接続時であれば自動的にiPodの充電が行われる。
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