カシオ計算機は8月28日、薄型コンパクトデジタルカメラ「EXILIM」の新製品4機種を発表した。全機種で動画撮影機能を強化。H.264方式の動画撮影にくわえ、動画共有サイト「YouTube」に最適な設定で撮影できる“You Tube撮影モード”を備えた。
いずれも画像処理LSI「EXILIMエンジン 2.0」を搭載。静止画撮影では、動体解析技術を用いたブレ軽減機能や自動追尾AFに加えて、顔認識技術を採用した。フォーカスロック後に顔が動いてもピントや露出を合わせ続け、人物の顔を綺麗に撮影できる。
一方の動画撮影では、H.264方式をサポート。最大848×480ピクセルのワイド撮影が可能だ。また「YouTubeモード」で撮影した動画は、付属のPC用ソフトを使えば最短2ステップで「YouTube」にアップロードできるという。
新製品は9月14日から順次発売を開始する。価格はすべてオープンプライス。店頭想定価格と発売日は下表の通りだ。
製品名 | 価格 | 発売日 |
---|---|---|
EXILIM Hi-ZOOM EX-V8 | 4万5000円前後 | 9月14日 |
EXILIM CARD EX-S880 | 4万円前後 | 9月14日 |
EXILIM ZOOM EX-Z1080 | 4万円前後 | 9月14日(グレー)、9月21日(ゴールド、ピンク)、10月中旬(ブラック、ブルー) |
EXLIM ZOOM EX-Z77 | 3万円前後 | 9月14日 |
価格はいずれもオープンプライス |
「EXILIM Hi-ZOOM EX-V8」は、2月に発売した「EX-V7」の上位機種となる光学7倍インナーズームモデル。有効810万画素のCCDと手ブレ補正機能を備えた。本体カラーはシルバーのみ。
「EXILIM CARD EX-S880」は、昨年10月に発売した「EX-S770」の後継。薄さを追求したステンレスボディの“カードサイズ”モデルだ。CCDは有効810万画素。撮影モードを切り替える必要がない、専用の「ムービーボタン」を搭載している。ボディカラーは、シルバー、ブラック、レッドの3色。
「EXILIM ZOOM EX-Z1080」は、有効1010万画素のCCDと最大7枚/秒の高速連写機能を持つ「EX-Z1050」の後継機。撮像素子などはそのままに、新たにISO6400の高感度撮影に対応した。本体カラーは5色。まずグレーを9月14日に発売し、次いでゴールドとピンクを9月21日、ブラック、ブルーを10月下旬に投入する予定だ。
「EXLIM ZOOM EX-Z77」は、メニュー画面などの使い勝手を追求した初心者向けの薄型コンパクトデジカメ。4月にリリースしたエントリーモデル「EX-Z75」の上位モデルという位置づけで、ムービー機能を強化したほか、有効720万画素のCCDを搭載する。また新たに最大5枚/秒の高速連写もサポートした。シルバー、ホワイト、レッド、ピンク、ブルーの5色を用意する。
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