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ソニー、ブラビアリンク対応のホームシアターシステム

» 2007年08月29日 21時08分 公開
[ITmedia]

 ソニーは「ブラビアリンク」に対応したホームシアターシステム3製品と一体型シアターシステム2製品を10月20日より順次販売開始すると発表した。販売されるのは「HT-SF2000」「DAV-IS10」「DAV-DZ220」「RHT-G1200」「RHT-S10」で価格はいずれもオープン。実売想定価格はHT-SF2000とDAV-IS10が10万円前後、DAV-Z220が5万円前後。RHT-G1200が15万円前後、RHT-S10が10万円前後。

リニアPCMマルチ再生対応「HT-SF2000」

photo 「HT-SF2000」

 HT-SF2000はHDMI入力端子を3系統備える5.1chシアターシステム。各チャンネルのアンプにはフル32ビットデジタルアンプ「S-Master」を搭載しており、総合出力は980ワット。ドルビーデジタルをはじめドルビープロロジック、ドルビープロロジックII、DTS、MPEG-2 AAC、リニアPCMのデコードに対応する。リニアPCMのマルチチャンネル再生も行えるが、7.1chの音声については5.1chにダウンミックスされる。

 対応する液晶テレビ“BRAVIA”とHDMIケーブルで連動する「ブラビアリンク」を備えており、テレビのリモコンの「シアター」ボタンを押すだけで音声出力がテレビのスピーカーから本製品のスピーカーに切りかわる。HDMI入力は3系統を用意。音量調整や電源の操作もテレビのリモコンから行える。自動音場補正機能「D.C.A.C.」も搭載する。

DVDプレーヤー搭載「DAV-IS10」「DAV-Z220」

 DAV-IS10はセンターユニットにDVDプレーヤーを内蔵、43(幅)×43(高さ)ミリというゴルフボール大の新開発小型サテライトスピーカーを組みあわせることで、省スペース化をはかった5.1cシアターシステム。アンプにはHT-SF2000と同じく32ビットデジタルアンプの「S-Master」を搭載し、総合出力は425ワット。ブラビアリンクにも対応するが、HDMI入力は1系統のみとなっている。DAV-DZ220も主な特徴はDAV-IS10に準じるが、サテライトスピーカーには一般的なバスレフ型を採用しており、アンプ(S-Master)の総合出力も850ワットに高められている。

photophoto 「DAV-IS10」(左)、「DAV-Z220」(右)

テレビと一緒にスッキリレイアウト「RHT-G1200」「RHT-S10」

 RHT-G1200とRHT-S10の一体型シアターシステムはいずれも6本のスピーカーを内蔵し、利用者の前方に位置するこれらのスピーカーでサラウンド再生を可能とする「S-Force PROフロントサラウンド」を搭載する。サラウンドバックやサブウーファーを別途設置することなく、手軽に迫力あるサラウンド音声を楽しめる。

 アンプは32ビットデジタルアンプ「S-Master」で、リニアPCMのサラウンド音声も再生できる(7.1ch音声は5.chにダウンミックスされる)。HDMI入力を2系統備え「ブラビアリンク」に対応しており(HDMI出力は1系統)、テレビのリモコンから音量や電源の操作を行うことも可能だ。

photophoto 「RHT-G1200」(左)、「RHT-S10」(右)

 RHT-G1200の横幅は1520ミリで52V型までのブラビアとの組み合わせが可能ながらも、奥行きは400ミリとなっており、設置性も高い。RHT-S10はラックと一体化しておらず、専用の壁寄せスタンド「WS-S10LS」ないし壁掛けアタッチメント「WS-S10WA」、専用AVラック「WS-S10CR」が別途必要だ。アンプの総合出力はRHT-G1200が470ワット、RHT-S10が350ワット。

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